前回は2006年の10月にやった「レンタルビデオ屋始めました」バトン。
2年に1回くらいやると自身の映画ライフが振り返れていいかもと当時は思っていましたが、2年どころか、気がついたら4年半も経っていました・・・。
今年に入って1年ぶりにブログに復帰して、ゴールデンウィークということもありますし、久しぶりにこういう大きなまとめ企画をやってみるのもいいなぁということで、第2回の発表です!
ルールを簡単に振り返っておきましょう。
あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。
つきましては五十音につき一本ずつタイトルを揃えてください!
その際のルールは以下のとおりです。
ということで、詳しいルールは次の通り。
1. 自分の好きな映画から選ぶ
世間でいくら傑作・名作と言われていようが、そんなことは関係ないということですね。
2. 1監督につき1作品とする
このルールがこの企画のポイントで、前回に続いて今回もこれでかなり苦労しました。
3. 自力で思い出す
監督名がぱっと出てこない映画があるので、今回も少しだけ「映画鑑賞歴」を覗いちゃいました。
4. 外国映画、日本映画は問わず
当時と比べるとかなり邦画も観るようになりましたが、それでもまだ洋画の方が圧倒的に多いです。
そして、前回同様、当店独自ルールとして、以下のルールを追加したいと思います。
5. すでに何回も観ているもの、または1回しか観ていなくてももう1回観たいと思うもの
あと、これも前回に続いて作品ごとに一言コメントも付けたいと思います。
では、いよいよリニューアルオープンです!!
【ア】
「あの夏、いちばん静かな海。」(1991)北野武
相変わらずの超激戦区で、ライバルもさらに増えましたが、それでもここは不動の地位です。
【イ】
「インファナル・アフェアII 無間序曲」(2003)アンドリュー・ラウ/アラン・マック
前回はここはルビッチでしたが、今は迷わずこれ。何度も書いていますように、シリーズ一番の傑作で、観ている回数も3作品の中でダントツ。
【ウ】
「運命じゃない人」(2004)内田けんじ
本来ならここは文句なしで『ウエスタン』ですが、前回に続いて【ソ】との兼ね合いでレオーネはここでは使わず、邦画も入れてみようということで内田けんじ登場。
予算で勝てない邦画が脚本1本で世界相手に勝負を挑んだ渾身の一作。初見の時はもちろん、2回目からがさらに面白い映画ですが、すでに何回も観ています。
【エ】
「エグザイル/絆」(2006)ジョニー・トー
トーさんで一番好きなのは『スリ』ですが、その『スリ』ですら【ス】で『スモーク』に及ばないため、トーさんはここで登場。
【オ】
「狼は天使の匂い」(1972)ルネ・クレマン
“ただいま、男だらけの放課後”の最高峰にして、“男ならこれで泣け!”の最高峰。
【カ】
「カイロの紫のバラ」(1985)ウディ・アレン
ここも超激戦区で、『過去のない男』『ガルシアの首』『ガンマン大連合』とオールタイムベスト級が並びますが、それでもこれには及ばず。
【キ】
「北国の帝王」(1973)ロバート・アルドリッチ
ここも不動。いくら『キック・アス』が素晴らしくても、相手にすらならず。
ただ、前回も書きましたが、これを選んだ時点で、アルドリッチがもう選べないなんて…。
【ク】
「クリムゾン・タイド 」(1995)トニー・スコット
ここも前回同様【チ】との兼ね合いで『グロリア』は諦め、事あるごとにブログでも書いている大好きなこの映画を。
【ケ】
「現金に体を張れ」(1956)スタンリー・キューブリック
ケン・ローチを引きずり降ろしたのはキューブリック。何一つケチのつけようがない完璧な映画。大傑作であり、大好きな映画。
【コ】
「恋する惑星」(1994)ウォン・カーウァイ
ここも結構激戦区ですが、ウォン・カーウァイの地位は揺るがず。
【サ】
「さらば友よ」(1968)ジャン・エルマン
あの後同じアラン・ドロンの『サムライ』という超強力なライバルが現れましたが、それでもより好きなのはこっち。なんといってもラストシーンが最強。
【シ】
「シンシナティ・キッド」(1965)ノーマン・ジュイソン
ここも『ジャガーノート』のような強力なライバルが出てきていますが、それでもマックィーンには及ばず。
【ス】
「スモーク」(1995)ウェイン・ワン
ここも超激戦区。それでも、『スリ』ですら及ばないほど『スモーク』が最強。
【セ】
「星願 あなたにもういちど」(1999)ジングル・マ
ここもおそらくこの先も不動でしょう。
【ソ】
「続・夕陽のガンマン」(1966)セルジオ・レオーネ
ここも数が少ない割にはビッグタイトルが並んでいますが、セルジオ・レオーネの前では出る幕なし。
【タ】
「タワーリング・インフェルノ」(1974)ジョン・ギラーミン/アーウィン・アレン
ここはやはり前回同様【ナ】との兼ね合いでジャームッシュが使えないので、マックィーン続投。
【チ】
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」(1976)ジョン・カサヴェテス
新たに『チョコレート・ファイター』なんかも出てきましたが、カサヴェテスにはもちろん及ばず。
【ツ】
「椿三十郎」(1962)黒澤明
前回よりは選択肢が増えましたが、それでも、やはり【ノ】との兼ね合いを考えつつ黒澤明続投。
【テ】
「デッドポイント~黒社会捜査線~」(1998)パトリック・ヤウ
本人も語っているようにこれは実質トーさん作品なんですが、一応監督名義はパトリック・ヤウなのでそのまま続投。
【ト】
「遠い空の向こうに」(1999)ジョー・ジョンストン
ここもハイレベル。ライバルもかなり強力ですが、それでも、なんだかんだ言っても結局これが最強。
【ナ】
「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)ジム・ジャームッシュ
【タ】で『ダウン・バイ・ロー』を選べないのはここにこれだ!という映画がないため。
でも、この映画はもちろんむちゃくちゃ好きです。
【ニ】
「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)ジュゼッペ・トルナトーレ
ここはこれしかないでしょう。
【ヌ】
「抜き射ち二挺拳銃」(1952)ドン・シーゲル
前回は1本も観ていないという大失態を演じた問題の【ヌ】ですが、かろうじて1本観ていました。
あまり印象に残っていませんが、他に選択肢がないので仕方ありません。
【ネ】
「寝取られ男のラブ♂バカンス」(2008)ニコラス・ストーラー
ここも前回は『眠る男』しか観ていなかった問題の【ネ】。少し選択肢ができて、ビリー・ワイルダー2本を抑えてこの映画。
ふざけてるし下品でもありながら実はかなりいい話のジャド・アパトー組ですが、これもそんな1本。ミラ・クニスの魅力も炸裂。
【ノ】
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997)トーマス・ヤーン
ここも選択肢はそんなに変わらず、この映画で続投。
【ハ】
「バグダッド・カフェ」(1987)パーシー・アドロン
ここは数がかなり多く、大好きな映画もたくさんありますが、それでもやっぱりこれでしょう。
【ヒ】
「ヒズ・ガール・フライデー」(1940)ハワード・ホークス
前回はここでトーさんを使いましたが、今回はすでに使っているので、迷うことなくハワード・ホークス。
コメディ映画史上でも10本の指に入る、文句なしの大傑作。
【フ】
「フォロー・ミー」(1972)キャロル・リード
ついに観れたこの映画。ここもかなり本数が多く、ビッグタイトルがずらりと並んでいますが、この先も不動でしょう。
【ヘ】
「ペイルライダー」(1985)クリント・イーストウッド
ここはあまりライバルがいないということもありますが、イーストウッドはいまだにこれ。
【ホ】
「冒険者たち」(1967)ロベール・アンリコ
ボーンシリーズもいいですし、他にも結構いろいろありますが、この映画を前にしては出る幕なし。
【マ】
「M★A★S★H」(1970)ロバート・アルトマン
クストリッツァの『マラドーナ』も凄くよかったですが、ここはやっぱりこれでしょう。
【ミ】
「ミスター・ノーボディ」(1973)トニーノ・ヴァレリ
ここは数が少ない割には『ミッドナイトクロス』『ミツバチのささやき』など強力なライバルがいますが、最愛の西部劇の一つであるこの映画には及びません。
【ム】
「息子の部屋」(2001)ナンニ・モレッティ
相変わらず選択肢が少ない【ム】。ジャド・アパトー組はさっき選んだので、ナンニ・モレッティ続投。
【メ】
「邂逅」(1939)レオ・マッケリー
ここは世間的には『めまい』や『メメント』なんでしょうが、レオ・マッケリー続投。
【モ】
「モダン・タイムス」(1936)チャールズ・チャップリン
『燃えよドラゴン』ももちろん大好きなんですが、チャップリンには及ばず。
【ヤ】
「柳生一族の陰謀」(1978)深作欣二
トム・ベレンジャーを引きずり降ろしたのは成田三樹夫。烏丸少将文麿最高!
【ユ】
「ユージュアル・サスペクツ」(1995)ブライアン・シンガー
レオーネの超強力な2本がありますが、例によってもう選べないので、ブライアン・シンガー続投。
【ヨ】
「要塞警察」(1976)ジョン・カーペンター
ルビッチの『陽気な中尉さん』もかなり捨て難いですが、それでもやっぱりここはこれでしょう。
【ラ】
「ラブ・アクチュアリー」(2003)リチャード・カーティス
クストリッツァを引きずり降ろしたのはリチャード・カーティス。最近も何度も触れましたが、ほんとに大好きな映画。
【リ】
「リベリオン」(2002)カート・ウィマー
“ガン=カタ”最強。
以上。
【ル】
「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)宮崎駿
ここは選択肢が少なすぎなので、当分これでしょう。
【レ】
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)アキ・カウリスマキ
カウリスマキは『過去のない男』を筆頭に大好きな映画だらけですが、他との兼ね合いもあってここで。
【ロ】
「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006)シルヴェスター・スタローン
『ランボー 最後の戦場』『エクスペンダブルズ』へと続く快進撃の始まり。何度観ても燃えます。
【ワ】
「ワイルドバンチ」(1969)サム・ペキンパー
今回も、最後はやはりペキンパーに締めくくっていただきましょう。
いやぁ、今回も疲れました…。
「1監督につき1作品」というルールはほんとにきつい。これさえなければずっと楽なんですが。
でも、このルールがこの企画の面白いところですからね。
これをご覧になって、面白そうと思っていただけた方は、ぜひチャレンジしてみて下さい!
皆様のビデオ屋にはどんな映画が並ぶのか、楽しみにしています♪
いつもお世話になっている5011様のところで面白いバトンを見かけたので、いただいてきちゃいました。 その名も、「レンタルビデオ屋始めました」バトン。 その内容は…。 あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。[…]
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