いつもお世話になっている5011様のところで面白いバトンを見かけたので、いただいてきちゃいました。
その名も、「レンタルビデオ屋始めました」バトン。
その内容は…。
あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。
つきましては五十音につき一本ずつタイトルを揃えてください!
その際のルールは以下のとおりです。
1、自分の好きな映画から選ぶ
この時点で自分が観ていない映画は選べませんね。
2、1監督につき1作品とする
監督で映画を選ぶ人間なので、このルールが一番つらい・・・。
3、自力で思い出す
2の縛りがなければできそうですが、他との兼ね合いがあるので、「映画鑑賞歴」を覗いちゃいました。
4、外国映画、日本映画は問わず
観ている映画のたぶん9割くらいは洋画だと思いますが、なんとか邦画も入れたいと思います。
どんな基準で選ぼうかなといろいろ考えましたが、当店としては、以下のルールを追加したいと思います。全部は無理ですが、基本的な姿勢です。
5、すでに何回も観ているもの、または1回しか観ていなくてももう1回観たいと思うもの
あと、作品ごとに一言コメントも付けたいと思います。
では、いよいよ開店です!!
【ア】
「あの夏、いちばん静かな海。」(1991)北野武
![あの夏、いちばん静かな海。](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081021112517.jpg)
ここは凄くレベルが高いですが、『アパートの鍵貸します』との「愛すべき映画ベスト15」対決を制し、恋愛映画生涯ベストワンのこの作品。
【イ】
「生きるべきか死ぬべきか」(1942)エルンスト・ルビッチ
![生きるべきか死ぬべきか](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201412181513034dd.jpg)
ルビッチで一番好きなのは『ニノチカ』ですが、【ニ】は『ニュー・シネマ・パラダイス』で譲れないため、ルビッチはここに。
【ウ】
「ヴェラ・ドレイク」(2004)マイク・リー
![ヴェラ・ドレイク](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081008135521.jpg)
本来ならここは文句なしで『ウエスタン』ですが、【ソ】で「続・夕陽のガンマン」以外めぼしいものがないので、泣く泣く諦め、ルビッチの『ウィンダミア夫人の扇』もすでに使えないため、マイク・リー登場。あぁ、監督縛りはほんとにつらい…。
【エ】
「SPL/狼よ静かに死ね」(2005)ウィルソン・イップ
![SPL 狼よ静かに死ね](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081004142240.jpg)
ここは初めて順当に選出。
【オ】
「男と女」(1966)クロード・ルルーシュ
![男と女](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081010163607.jpg)
ここは『男たちの挽歌』といきたいところですが、香港映画が続いてしまうので、“ダバダバダ~♪”で。
【カ】
「カイロの紫のバラ」(1985)ウディ・アレン
![カイロの紫のバラ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080924175329.jpg)
ここも凄くレベルが高いですが、『ガルシアの首』を諦め、「愛すべき映画ベスト15」からやはりこの作品。
【キ】
「北国の帝王」(1973)ロバート・アルドリッチ
![北国の帝王](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20110504154703c88.jpg)
これを選んだ時点で、アルドリッチがもう選べないなんて…。
【ク】
「クリムゾン・タイド」(1995)トニー・スコット
![クリムゾン・タイド](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080929171413.jpg)
ここも縛りがなければ『グロリア』ですが、【チ】で『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』以外めぼしいものがないので、ハンス・ジマーの最高傑作を。
【ケ】
「ケス」(1969)ケン・ローチ
![ケス ケン・ローチ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201412111927042fe.jpg)
ここは順当。
【コ】
「恋する惑星」(1994)ウォン・カーウァイ
![恋する惑星](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081006151146.jpg)
ここもハイレベルですが、この作品はやっぱり外せません。
【サ】
「さらば友よ」(1968)ジャン・エルマン
![さらば友よ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20141213190455421.jpg)
『ヒーロー・ネバー・ダイ』は【ヒ】で絶対譲れないため、『ザ・ミッション/非情の掟』を泣く泣く諦め、ブロンソンの代表作を。
【シ】
「シンシナティ・キッド」(1965)ノーマン・ジュイソン
![シンシナティ・キッド](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081024152226.jpg)
『アパートの鍵貸します』を【ア】で選べなかったので、ワイルダーの『情婦』を入れたいところですが、マックィーンには及ばず。
【ス】
「スモーク」(1995)ウェイン・ワン
![スモーク ハーヴェイ・カイテル](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201310301942106db.jpg)
ここもハイレベル。『スティング』も『ストリート・オブ・ファイヤー』も捨てがたいですが、『スモーク』を前にしては出る幕なし。
【セ】
「星願 あなたにもういちど」(1999)ジングル・マ
![星願 あなたにもういちど](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080924173753.jpg)
イーストウッドの『センチメンタル・アドベンチャー』も捨てがたいですが、ここはやはりセシの代表作を。
【ソ】
「続・夕陽のガンマン」(1966)セルジオ・レオーネ
![続・夕陽のガンマン](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201105041643000d6.jpg)
全作品を入れたいくらいのセルジオ・レオーネですが、『ウエスタン』を諦めたらこれでしょう。
【タ】
「タワーリング・インフェルノ」(1974)ジョン・ギラーミン/アーウィン・アレン
![タワーリング・インフェルノ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080929144932.jpg)
ここは本来は『ダウン・バイ・ロー』ですが、【ナ】で『ナイト・オン・ザ・プラネット』以外めぼしいものがないため、またまたマックィーンで。
【チ】
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」(1976)ジョン・カサヴェテス
![チャイニーズ・ブッキーを殺した男](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081010173335.jpg)
『グロリア』を諦めたので、カサヴェテスはここに。
【ツ】
「椿三十郎」(1962)黒澤明
![椿三十郎](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20110501134114840.jpg)
ここは1本も感想をUPしてませんが、観ている3本の中から黒澤作品を。
【テ】
「デッドポイント~黒社会捜査線~」(1998)パトリック・ヤウ
![デッドポイント~黒社会捜査線~](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201404181847182bb.jpg)
実質ジョニー・トー作品ですが、監督名義はパトリック・ヤウなので、助かりました。
【ト】
「遠い空の向こうに」(1999)ジョー・ジョンストン
![遠い空の向こうに](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081014122224.jpg)
ここもハイレベル。『特攻大作戦』はすでに使えず、『毒薬と老嬢』『トプカピ』も捨てがたいですが、今までで一番泣いたこの作品を。
【ナ】
「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)ジム・ジャームッシュ
![ナイト・オン・ザ・プラネット](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081021112718.jpg)
『ダウン・バイ・ロー』を諦めたので、ジャームッシュはここに。
【ニ】
「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)ジュゼッペ・トルナトーレ
![ニュー・シネマ・パラダイス50](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081023105949.jpg)
ここはこれしかないでしょう。
【ヌ】
該当作品なし
緊急事態発生。【ヌ】から始まる作品を1本も観ておりません…。なんたる失態。
【ネ】
「眠る男」(1996)小栗康平
![眠る男](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20110501134545730.jpg)
決して好きな作品ではないんですが、これ1本しか観ていないので、選択の余地なし。やっぱり『ネバー・エンディング・ストーリー』シリーズを観ないと…。
【ノ】
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997)トーマス・ヤーン
![ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201105011353267c3.jpg)
黒澤明はすでに出ているので『野良犬』は使えず、残りの作品の中ではこれがもう一度観たい。
【ハ】
「バグダッド・カフェ」(1987)パーシー・アドロン
![バグダッド・カフェ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081021170816.jpg)
ここもハイレベル。『芭[口拉]芭[口拉]櫻之花』はすでに使えないですが、『八月のクリスマス』『バンド・ワゴン』は捨てがたい。
【ヒ】
「ヒーロー・ネバー・ダイ」(1998)ジョニー・トー
![ヒーロー・ネバー・ダイ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080603131020.jpg)
『ヒズ・ガール・フライデー』も捨てがたいですが、ここはなんといってもジョニー・トーからこの作品。
【フ】
「フルメタル・ジャケット」(1987)スタンリー・キューブリック
![フルメタル・ジャケット](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081019125445.jpg)
ここも候補が多いですが、キューブリックのこの作品を。特に前半は何度でも観たい。
【ヘ】
「ペイルライダー」(1985)クリント・イーストウッド
![ペイルライダー](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20080924174219.jpg)
ようやくイーストウッド登場。いまだにこの作品が彼の最高傑作だと思っています。
【ホ】
「冒険者たち」(1967)ロベール・アンリコ
![冒険者たち](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20110501140411331.jpg)
男二人もいいですが、なんといってもジョアンナ・シムカス。
【マ】
「M★A★S★H」(1970)ロバート・アルトマン
![マッシュ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/2011050114123045d.jpg)
ブラック・コメディの大傑作。主題歌「自殺のすすめ」も名曲。
【ミ】
「ミスター・ノーボディ」(1973)トニーノ・ヴァレリ
![](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20061024133916.jpg)
![](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20061024133922.jpg)
エンニオ・モリコーネ屈指の名曲「Mucchio Selvaggio」をバックに、ヘンリー・フォンダ対ワイルドバンチの1対150の伝説の大決闘!あそこだけなら何百回でも観たい。
【ム】
「息子の部屋」(2001)ナンニ・モレッティ
![息子の部屋](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081016122502.jpg)
ここは選択肢が3本しかありませんが、その中ではこれ。家族4人が車の中で歌う「INSIEME A TE NON CI STO PIU」という曲がお気に入り。
【メ】
「邂逅」(1939)レオ・マッケリー
![邂逅](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/2011050114210726f.jpg)
後に同監督によってリメイクされた方が有名ですが、オリジナルの方を。
【モ】
「モダン・タイムス」(1936)チャールズ・チャップリン
![モダン・タイムス](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20110501141716402.jpg)
【キ】で『キッド』が選べなかったので、チャップリンはここに。
【ヤ】
「山猫は眠らない」(1993)ルイス・ロッサ
![山猫は眠らない](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201105010409152d5.jpg)
“One Shot,One Kill.”、トム・ベレンジャー最高!
【ユ】
「ユージュアル・サスペクツ」(1995)ブライアン・シンガー
![ユージュアル・サスペクツ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081010142939.jpg)
ブライアン・シンガー監督、スーパーマンなんか撮ってないで、またこういう作品を撮って下さい。
【ヨ】
「要塞警察」(1976)ジョン・カーペンター
![要塞警察](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20091101130508988.jpg)
『用心棒』も『欲望の翼』も素晴らしいですが、すでに使えないですし、ジョン・カーペンター登場。
【ラ】
「ライフ・イズ・ミラクル」(2004)エミール・クストリッツァ
![ライフ・イズ・ミラクル](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081001155734.jpg)
クストリッツァはなんといっても『アンダーグラウンド』ですが、大激戦区の【ア】では出る幕がなかったので、ここで登場。
【リ】
「リベリオン」(2002)カート・ウィマー
![リベリオン](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081002103014.jpg)
ハワード・ホークスの『リオ・ブラボー』も捨てがたいですが、ここはやはり“ガン=カタ”でしょう!
【ル】
「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)宮崎駿
![ルパン三世 カリオストロの城](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201105010416095ff.jpg)
宮崎駿で一番好きなのは『紅の豚』ですが、ここでこれ以外にめぼしいものがないため、『紅の豚』は諦めました。
【レ】
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)アキ・カウリスマキ
![レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081007173106.jpg)
満を持してカウリスマキ登場。
【ロ】
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(2003)ピーター・ジャクソン
![ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/201105010423080ed.jpg)
ここは本来なら『ロンゲスト・ヤード』ですが、例によってアルドリッチはもう使えないので、ピーター・ジャクソン登場。
【ワ】
「ワイルドバンチ」(1969)サム・ペキンパー
![ワイルドバンチ](https://aisubekieigatachi.com/wp-content/uploads/2021/05/20081021173104.jpg)
最後は、“男ならこれを観ろ!”三強の一角サム・ペキンパーに締めくくっていただきましょう。
いやぁ、長かった。疲れました…。
「1監督につき1作品」というルールがなければこんなに苦労することもなかったでしょうが、なかったら、ペキンパーやアルドリッチやレオーネがずらりと並んじゃいますからね(笑)
なかなか大変ですが、凄く楽しい作業でもありますので、皆様もレンタルビデオ屋を開店されてみてはいかがでしょうか?
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