今回は、当ブログでは初のアニメ『紅の豚』です。
普段はあまり使わないカタカナ言葉を、映画から思い出すことがありますが、“デカダンス”といえば『地獄に堕ちた勇者ども』なように、“ダンディズム”といえば『紅の豚』。
そしてこの映画は、主役から脇役に至るまで、名台詞の宝庫でもあります。
いくつか印象的なものを。
「いい奴はみんな死ぬ」
「豚に国も法律もねえよ」
「戦争で稼ぐ奴は悪党さ。賞金稼ぎで稼げねえ奴は能無しだ」
「飛ばねえ豚はただの豚だ」
「ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの」
「さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ」
「西部劇じゃねえんだ、そんなもの当たるかよ」
「あなた、もう一人女の子を不幸にする気なの?」
そして、何といっても一番の名台詞は、アジトで空賊たちに待ち伏せられて絶体絶命のポルコを救った、フィオのこの演説。
「あたしね、小さい時から飛行艇乗りの話を聞いて育ってきたの。
飛行艇乗りの連中ほど気持ちのいい男たちはいないって、おじいちゃんはいつも言ってたわ。それは、海と空の両方が奴らの心を洗うからだって。
だから飛行艇乗りは、船乗りよりも勇敢で、丘の飛行機乗りより誇り高いんだって」
このくだりは何度聞いてもたまりませんね。
飛行艇による空の散歩だけでも楽しいですし、何度観てもまた観たくなる大好きな作品です。
1992/日本/91分
[監督]宮崎駿
[声の出演]森山周一郎/加藤登紀子/桂三枝/岡村明美
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