今回は、“男ならこれを観ろ!”(まだまだ募集中です!)へ投稿していただいた中から、samurai-kyousuke様ご推薦、『特攻大作戦』です。
samurai-kyousuke様ありがとうございます!
そして、『ロンゲスト・ヤード』『ヴェラクルス』に続いて、3本目のロバート・アルドリッチ監督作品です。
ドイツ軍の司令部を壊滅させるため、死刑囚らからなる特攻部隊が結成される…。
とまあストーリーとしてはそうたいしたことはありません。
極悪人たちを釈放を見返りに命の保証のない任務に引っ張り出す、どこかで聞いたようなストーリーです。
では何が凄いかというと、よくぞここまで集めたなという、超豪華な顔ぶれ。
ただ、豪華といっても、少し意味が違います。
例えば当ブログで紹介している映画では、数なら『楽園の瑕』、格なら『レッド・サン』、共に街で出会おうものなら、思わず振り返ってサインを求めに走るスターが勢ぞろい。
しかし、この映画は…。
リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、チャールズ・ブロンソン、テリー・サヴァラス、ジョージ・ケネディ、ジョン・カサヴェテス、ロバート・ライアン、ドナルド・サザーランドなどなど。
できれば街ではすれ違いたくない方々ばかりです(笑)
こんな一癖二癖どころか百癖はあるメンバーたちが、個性を炸裂させる、男汁200%の逸品。
宿営地に女性を連れ込んでパーティーを開いたり、ドイツ軍の将校たちを同伴の女性達もろとも地下壕に閉じこめて爆破するなど、もう滅茶苦茶ですが、この豪快さがたまりません。
ジープを引き倒すリー・マーヴィンが運転するキャタピラ付トラックのでかいこと!
これだけのメンバーをまとめあげたリー・マーヴィンの存在感はずば抜けていますが、囚人たちの中で一番の存在感を見せつけたのはジョン・カサヴェテス。「No,Sir!」には痺れました!
監督作品も凄いカサヴェテスですが、役者としての存在感も一級品。
いやぁ、もうたまりませんね。
必見!
[原題]The Dirty Dozen
1967/アメリカ/150分
[監督]ロバート・アルドリッチ
[出演]リー・マーヴィン/アーネスト・ボーグナイン/チャールズ・ブロンソン/ジョン・カサヴェテス/テリー・サヴァラス/ジョージ・ケネディ/ロバート・ライアン/ドナルド・サザーランド
最近とんと話を聞かなくなったので、企画が消滅したのかと思ってましたが、ザック・ペンがリライトに起用されたことが明らかとなったというニュースが出てました。 まだ続いてたんですね~…。 いつもリメイクについて散々文句を言っていますが[…]
ついに『北国の帝王』のDVDが発売されるロバート・アルドリッチ監督ですが、久しぶりに『特攻大作戦』を観ました。 →以前UPした感想はこちら 150分もあって、特に前半はゆる~い部分も多々あるのに、飽きるシーンなんかこれっぽっちもない、や[…]