いよいよ明日から公開される『エグザイル/絆』ですが、公式サイトにとんでもない情報が!
トーさんの新作といえば、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の『仁義』のリメイクが控えていますが、それとは別に、もう1本フランスもの。
主演は、なんとジョニー・アリディ。
以前、“皆様の「男ならこれを観ろ!」な映画”に、いつもお世話になっているcardhu様に投稿していただいた『列車に乗った男』で、渋過ぎる中年のアウトローを演じたあのジョニー・アリディ。
cardhu様のお薦めコメントには、「ジョニー・トー作品にも通じるような濃密な時間が楽しめると思います。」とありましたが、さすがcardhu様!
きっとトーさんも『列車に乗った男』に痺れての起用でしょう。
『エグザイル/絆』のこの写真、どこか見覚えがあるなぁと思ってたら、『列車に乗った男』だったとは!
こちらにロケの模様が出ていますが、アンソニー・ウォン、ラム・シュー、サイモン・ヤム、ラム・カートンらが脇を固めているようです。
アラン・ドロン×ラム・シューは残念ながら流れてしまいましたが、ジョニー・アリディ×ラム・シューというのも渋過ぎる(笑)
さらに、この『復仇』、メルヴィルでも『サムライ』の方にインスパイアされたもののようです。
こちらに記事が出ていますが、フランス語なのでさっぱりわからず…。
明日から公開なので、『エグザイル/絆』の宣伝を書こうと思っていたんですが、あまりのビッグニュースにそれどころではなくなってしまいました。
ジョニー・トー×ジャン=ピエール・メルヴィルが2本も観れるとは!
誰もが超えられないと思っていた『ザ・ミッション/非情の掟』をあっさり超えて『エグザイル/絆』を撮ってしまったトーさん。
『エグザイル/絆』は、10年に1本クラスの、正真正銘の大傑作です。
が、それすらもあっさり超えてしまうんでしょうか!?
今からもう待ちきれません!
(2008.12.5)
以下、関連情報を随時追記していきます。
~2009.2.28~
映画秘宝最新号、『プラスティック・シティ』のインタビューの中で、アンソニー・ウォンがトーさんの新作『復仇』についても語っていました!(話をそっちにもっていったギンティさんグッジョブ!)
『サムライ』にインスパイアという話が前に出ていましたが、“最初から最後までバンバン撃ちあう派手な映画”になるようです。『サムライ』とは雰囲気が全然違うような…。
相変わらず現場は大変なようで、雪ちゃんが骨折しそうになったり、主演のジョニー・アリディが脱臼して3日間入院したりと、ハードそうですね~。
ジョニー・アリディとアンソニー・ウォンといえば、二人ともミュージシャンでもあるわけですが、それについてのエピソードが笑えます。
「俺はジョニーに自分のアルバムをプレゼントしたよ。だけど、ひとことも感想を言われなかった」
ジョニー・アリディといえば、前に触れたように『列車に乗った男』で観ているわけですが、他にもどこかで観たはずだよなぁと思ってたら、コルブッチの『スペシャリスト』がそうですね。
今号の秘宝ですが、『北国の帝王』発売記念で、“2大頂上対決映画ベスト20”というのが載っています。
当ブログでUPしている中では、『北国の帝王』の他には、『ヴェラクルス』と『眼下の敵』が入っていました。
『ヒート』『ドラゴン・キングダム』なんかはまさに頂上対決と呼ぶにふさわしいですが、『デュエリスト/決闘者』なんかの渋いところも入っています。
観ていない映画も何本もあったので、徐々に観ていきたいと思います。
~2009.3.6~
数日前に『復仇』の撮影は順調に進んでいるようですというエントリーをUPしたばかりですが、早くもティーザー・トレーラーが登場!
夜、雨、傘、とくれば『文雀』。
その次の部分は、絵的には『黒社会2 以和為貴』が近いでしょうか。
それにしても、ジョニー・アリディの顔の皺が、年季が入っていていいですね~(笑)
“最初から最後までバンバン撃ちあう派手な映画”とアンソニー・ウォンが言ってましたが、確かに結構撃ってますね。
銃撃戦が多いなら、『エグザイル/絆』のような工夫を凝らした、それでいてさらにその上をいくような銃撃戦を見せてほしいものです。
~2009.4.25~
今年もカンヌ映画祭の季節がやってきましたね。
コンペティション部門には、クエンティン・タランティーノ、ペドロ・アルモドバル、ラース・フォン・トリアー、アン・リー、ジェーン・カンピオン、パク・チャヌク、ツァイ・ミンリャン、ケン・ローチ、ミヒャエル・ハネケなどなど、錚々たる顔ぶれが並んでいますが、その中に、我らがトーさんの新作『復仇』も涼しい顔で入っていました。
『エレクション』に続いて2回目のコンペ入りです。
ライバルが超強力なので、あまり大きな期待はできませんが、今回は朗報もあります。
もちろん審査員の合議制で決まるわけですが、審査委員長の発言力が大きいと言われているカンヌ国際映画祭。
そんなカンヌの今年の審査委員長は、フランスの女優イザベル・ユペール。
ここで、『復仇』の主演を思い出してみましょう。
ラウちんでも、ヤムヤムでもなく、そうです、フランスの国民的スター、ジョニー・アリディです。
イザベル・ユペールの世代からすれば、アイドルの中のアイドルでしょう。
こんなところでジョニー・アリディ主演が効を奏するとは!
ジョニー・アリディがイザベル・ユペールにウィンクの一つでもすれば、パルムドールはいただきです(笑)
『エグザイル/絆』でようやく一般の映画ファンにも少しは知られるところとなり、さらにパルムドール受賞となれば、これ以上ない最高の展開です。
頼むぞジョニー・アリディ!
[シネマトゥデイ<カンヌ国際映画祭コンペ作品発表!菊地凛子主演作も!『バベル』以来のカンヌ>]
[eiga.com<カンヌ国際映画祭のラインナップ発表。菊地凛子主演作がコンペに!>]
~2009.519~
フランスの国民的スターも、悪役商会入りですか(笑)
でも、面構えからして、資格十分ですね。
中国の記者、その質問はタブーなような…。
毎回新しい銃撃戦を見せてくれるトーさんですが、予告編を観ると、『ウォーリー』に出てきたような固めたゴミを盾にして、転がしながら前に進むという銃撃戦があります。
弾が当たって吹き飛ぶと紙ふぶきみたいになり、イメージとしては『芭[口拉]芭[口拉]櫻之花』の羽毛の舞いに近い。
あと、尊敬する北野武監督の『ソナチネ』を思わせる、砂浜のシーンもありますね。
予告編は2種類ありますが、特に1つ目のは素晴らしい出来で、むちゃくちゃ期待が高まります。
[シネマトゥデイ<香港の悪役商会にフランスの人気ロック歌手ジョニー・アリディが参戦!【第62回カンヌ国際映画祭】 >]
~2009.5.25~
当ブログでも連日取り上げてきましたが、残念ながら受賞はならなかったようです…。
イザベル・ユペールが鍵を握るという読みはズバリ的中したわけですが、自身に2度目のカンヌでの女優賞をもたらしてくれたミヒャエル・ハネケ監督がパルムドールと、ある意味わかりやすい結果に。さすがに記者たちも突っ込んだみたいですね。
残念ながらトーさんの受賞はなりませんでしたが、ミヒャエル・ハネケ監督も5度目のノミネートで初のパルムドールですし、2度目のノミネートのトーさんは、まだまだこれからでしょう。
でも、よくよく考えてみれば、アンソニー・ウォンやラム・シューがバンバン銃を撃ちまくっているような香港のアクション映画が、ペドロ・アルモドバル、ラース・フォン・トリアー、アン・リー、ジェーン・カンピオン、パク・チャヌク、ケン・ローチ、ミヒャエル・ハネケというような錚々たる顔ぶれと一緒に、コンペ入りしていること自体が凄い。
その上パルムドールをもらおうなんていうのは、ずうずうしいにもほどがあるのかもしれません(笑)
初めから無理な話だったのかもしれませんが、楽しい夢を見させていただきました。
あとは、カンヌでコンペ入りするような映画なんですから、サクっと公開を!
[allcinemaONLINE<第62回カンヌ国際映画祭、受賞結果>]
[シネマトゥデイ<最高賞パルムドール決定!優秀女優賞はシャルロット・ゲンズブールに【第62回カンヌ国際映画祭】>]
~2009.5.26~
トーさんのカンヌ関連のニュースはちゃんとチェックしていたつもりでしたが、見落としがありました。
『仁義』にオマージュ?
『仁義』のリメイクとしては『紅圏』が進行中で、この映画は『サムライ』にインスパイアされたものだったような…。
これだけニュースではっきり触れられているということは、『柔道龍虎房』の最後に“黒澤明”の文字があったように、メルヴィルの名前をはっきり出しているんでしょうか。
記者会見でも、メルヴィルの名前は出しているようです。
以下、トーさんのコメント。
「私はセリフよりもイメージを大事にしたいと思っている。寡黙でロマンティックなアクションヒーロー、そしてフランス人俳優が主演しているという点で、メルヴィルの映画を想像してもらうのはたやすいだろう。これは私にとって、フランス映画と香港映画がコラボレーションしたような映画で、観客に新しい映画体験をもたらすことができるのではないかと期待している」
「私はセリフよりもイメージを大事にしたいと思っている」というのが、トーさん映画を一言で表していますね。台詞ではなく映像で語るのがトーさん映画ですから。
以前『文雀』の自作の日本語字幕をUPしましたが(→こちらからどうぞ)、台詞がむちゃくちゃ少なく、あれだけ読んでも何のことか全然わかりませんからね。
そういえば、『復仇』はアラン・ドロンが降板してジョニー・アリディになったわけですが、IMDbの『紅圏』のページを見ると、リーアム・ニーソン、オーランド・ブルーム、チョウ・ユンファに続いて、アラン・ドロンの名前が!
何かの間違いなのか、こっちには出演することになったのか。ぜひ後者であってほしい!
[@ぴあ<ジョニー・トーの最新作は香港映画とフランス映画のコラボ【カンヌ映画祭レポート】>]
~2009.5.27~
トーさんの知名度も上がってきたのか、続々と記事がUPされてきますね。もちろん頑張ってフォローします!
前回同様、色を変えてある部分がトーさんのコメントです。
「この映画を撮った目的は、香港映画にもっとチャンスを与えるため。今までと違う理念に触れさせることで、香港の映画業界に新しい概念と撮影方式を提案できると思った。」
いつもトーさんから感じられる、香港映画への、香港への想い。
『エグザイル/絆』よりも『文雀』のが好きかもしれない一番のポイントはそこなわけですが、今回もトーさんの香港映画への想いに溢れていますね。
「この作品を作るにあたって、一番大変だったのは英語。脚本を英語に翻訳したのは初めてだったけど、キャストはよく演じてくれたと思う。」
予告編ではジョニー・アリディもアンソニー・ウォンも英語を喋ってましたが、このコメントからすると、全員が全編に渡って英語っぽいですね。
ということは、久々に雪ちゃんの英語が聞ける!(笑)
『紅圏』についてもコメントしています。
「ヨーロッパが持つ映画の概念を香港に取り入れたい。」
オファーを一蹴し続けていたように(タランティーノが持ってきた脚本も一蹴したという話が過去にありましたね)、ハリウッドなんか眼中にないという感じが素晴らしい(笑)
「どんなに俳優が良くても意味がない。香港映画が今後発展するかどうかは、監督にかかっている。」
トーさんはすでに十分頑張っていますが、それに続く監督たちが問題ですね。
そこへ、ワイ・カーファイの新作のニュースが。
『ザ・マジックアワー』はここではどうでもよくて、NYAFFのオープニングナイトを飾るのは、トーさんの盟友ワイ・カーファイの新作『Written By』。
IMDbによると、Karni Baghdikianなる人と共同監督で、時間も15分と短いので、短編映画でしょうが、大きな舞台で活躍しているみたいで嬉しいですね。
『マッド探偵』で久々にトーさんと共同監督を務めたワイ・カーファイですが、単独監督作品は『最愛女人購物狂』以来確かないはずなので、また『喜馬拉亞星』のようなおバカな映画を撮って笑わせてほしいものです。
[サーチナ<【華流】ジョニー・トー、カンヌで新作『復仇』披露>]
[シネマトゥデイ<ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルで『ザ・マジックアワー』などが上映>]
~2009.6.29~
映画秘宝最新号、『復仇』のトーさんのインタビューが載っていました!
ただ、トーさんとして紹介されている写真はヤムヤムです…。
ページは1ページですが、さすが映画秘宝、今回も内容は濃い。
『ザ・ミッション/非情の掟』『エグザイル/絆』に続くシリーズ最終章ともいえるとのこと。
アンソニー・ウォン、雪ちゃん、ヤムヤムのキャラ設定は『エグザイル/絆』と同じらしく、そういえば舞台も同じマカオですよね。
アンソニー・ウォンの「俺の役は『エグザイル/絆』と同じ役だと言われたんだ。自分で自分のリメイクなんて普通はやらねえが、他ならぬトーだからな」というコメントもありました。
ジョニー・アリディの役名がコステロということも判明。
当初はアラン・ドロンがやる予定だったこの役、由来はもちろん『サムライ』ですね。
そして、この前「久々に雪ちゃんの英語が聞ける!(笑)」と書いたんですが、その雪ちゃんに問題発生。
やはり全編英語なようですが、雪ちゃんは英語が苦手らしく、「ものすごく頑張っていた」ものの、結局一人だけアフレコになった模様(笑)
さらに、全編英語ということは、脚本を英語に翻訳する必要があるわけですが、そのため「初めて脚本を紙に書いたよ(笑)」とトーさん。
今までに製作も含めたら50本を軽く超える映画を撮ってきているトーさんですが、初めて紙に書いたって…(笑)
トー組に脚本が存在しないというのはよく言われる話ですが、やはり全てはトーさんの頭の中だけにあるようです。
今回は、インタビュアーがトーさんに会うためにわざわざカンヌに乗り込んで行ったというだけあり、質問がどれも素晴らしい。
「スコープ・サイズ(ワイドスクリーン)にこだわる理由を教えて下さい。」という質問には以下の答え。
「私は純粋映画信者なんだ。映像自体に語らせたいし、画面が広く、大きくなれば、それだけ素晴らしいイメージが伝えられると信じている。テレビやDVDで映画を観るというのは、実にもったいない。あんな小さな画面で観ては、せっかくのインパクトが失われてしまうからね。」
映像自体に語らせたい、まさにトーさん映画の真髄ですよね。
トーさんもこうおっしゃってますよ、配給会社の皆様。
というわけで、『エレクション2』『鐵三角』『マッド探偵』『文雀』を映画館で観せて下さい!
実はもう一つ、一番素晴らしい質問があるんですが、それは改めて別のエントリーにしたいと思います。
~2009.10.6~
ジョニー・トー監督最新作『復仇』、香港盤もそのうち発売されるでしょうが、仏Amazonではすでに予約が始まっていますね。12/11発売。
さすがトーさんに芸術文化勲章を与えた国、公開も香港より3ヶ月も早く世界で最初に、DVD化もあっさりと。いいないいなぁ。
DVDが19.99ユーロ、Blu-rayが27.99ユーロ。
ただ、香港盤はまだ情報が出ていませんが、出さえすればこっちは仕事が早いので(笑)、12月だと、ひょっとして香港盤のが先に出るかも。
日本公開が決まっているみたいなので、早まって買うこともないですが、決まっているといってもいつになるかわかったものじゃないですし、少しでも早く観たいので、香港盤が出たら買うことになるでしょう。
~2009.10.20~
この前「香港盤はまだ情報が出ていませんが、出さえすればこっちは仕事が早いので(笑)、12月だと、ひょっとして香港盤のが先に出るかも。」と書きましたが、さすがに香港、仕事が早い(笑)
yesasia.comにすでに出ていました。11/16発売予定。
「価格未定」とのことでまだ予約できませんが、近いうちにできるでしょう。
ただ、値段や送料のことを考えると、Play-Asia.comに出るのを待った方がいいかも。
~2009.10.27~
この前11/16に香港盤が発売されると書いた『復仇』ですが、待ちきれないので、スチール写真でも見て気分を盛り上げていきましょう。
主役はこの方、ジョニー・アリディ。
銃を撃つ姿も様になっていますね。
ですが、注目はもちろん3人の仲間の方です。
トーさん映画ではお馴染の3人。
『エグザイル/絆』のラストを彷彿とさせますね~。
雪ちゃんも頑張ってます!
→こちらでもっと多くの写真が見れます。メニュー一番右の「精采劇照」のところです。
最後に、改めて予告編もUPしておきます。
~2009.12.6~
前に11/16発売予定と書きましたが、いまだに発売されていない『復仇』。
ここにきて、新しい日付が発表されました。
公開も決まってますが、まだ先の話なので、もちろん早速予約しました!
値段は$14.90(~1,320円)ですが、こういう時だけは円高万歳ですね。
12/11ということは、結局は以前触れたフランス盤と同じ日。
香港が早まって発表したということでしょう(笑)
公開の方ですが、eiga.comの公開スケジュールの2010年公開予定のところにちゃんと載っています。
配給は、ファントム・フィルム様。(サイトにちゃんと載っています)
買っていただいてありがとうございます!
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