2010年に観た映画ベスト10

お久しぶりです、管理人のmicchiiです。

『復仇』の邦題募集で盛り上がっている一番肝心な時に姿を消し、なんとあれからもう1年も経ってしまいました…。

書けば長い話もあるにはありますが、ここに書けるような話でもないので、とりあえず、なんとか復活致しました。

いただいていたコメントにも、先ほど全部レスをさせていただきました。
長い間放置したままで、誠に申し訳ありません。

1年も更新が途絶えていながら、その間も多くの方に訪問していただき、感謝してもしきれません。
ちゃんと更新していた頃の6割から7割もアクセスがあったというのは、喜んでいいものなのかどうかわかりませんが…。

アクセス解析を見ると、2日だけアクセスが突出している日があって、なぜかと思ったら、その日は『狼は天使の匂い』がTV放映されたんですね。
ほんとに素晴らしい映画ですので、未見の方は、ぜひご覧になってみて下さい。

さて、更新がなかった間、映画館には行けていませんが、家ではぼちぼち観ていましたので、旧作中心ですが、毎年恒例のBEST10を発表したいと思います。

ただ、例年通り、“初見の映画”で、“その映画がどれだけ自分にとって愛すべき映画か”が基準というのは変わりません。

→2009年のBEST10はこちら

2009年は『スリ』『狼は天使の匂い』が頭一つ抜けていましたが、3位以下の順位はあってないようなものでしたので、2010年は順位付けせず、同格の10本としたいと思います。
順番は50音順としておきます。

愛のむきだし(園子温)

噂通りの、噂以上の、圧倒的なまでのエネルギー。
237分もありながら体感では半分以下という驚異の映画。
全体を通して何度も観ようという気にはなりませんが、この長回しは何度見ても凄い。
満島ひかりちゃん結婚しちゃいましたね・・・。

ゴーストワールド(テリー・ツワイゴフ)

ブシェミ最高!Skip Jamesの「Devil Got My Woman」によって導かれたスティーヴ・ブシェミとソーラ・バーチが、78回転のレコードが1500枚ある部屋で一夜を共にするという、凄すぎる映画。
そして、ラストシーンの切なさが絶品。

(500)日のサマー(マーク・ウェブ)

ジャド・アパトー映画とはまた違う、“男性目線の恋愛映画”。二人の再会のシーンが凄くいい。<男=ロマンチスト、女=現実主義>というわかりやすく見せてきた構図から踏み出し、さらに、文字通り“踏み出す”彼。再会からラストまではほんとに素晴らしい。

ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(ジョン・ハフ)

「逃げ切れないと思ってるのか」「思ってないよ」。
ついに観たこの映画。『バニシング・ポイント』よりも好きですね~。速攻ででDVDも購入。
終盤、男二人が笑顔で握手を交わすところが“男ならこれで泣け!”

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(ジョニー・トー)

後半はやっぱりいまいち乗り切れませんが、前半は観れば観るほど好きになってきますね~。
バーベキューのシーンを筆頭に素晴らしいシーンはいくつもありますし、後半は微妙と書きましたが、ラストシーンの余韻は素晴らしい。

フォロー・ミー(キャロル・リード)

“午前十時の映画祭”は行けませんでしたが、DVDはもちろん購入。期待以上の、極上の愛すべき映画。
いつかあんなふうにロンドンの街並みを歩いてみたい。
ミア・ファローは『ジョンとメリー』も素敵でした。

ぼくのプレミアライフ(デヴィッド・エヴァンス)

『ハイ・フィデリティ』が映画と音楽を共に愛する人間にとって最高の映画なように、映画とサッカーを共に愛する人間にはこれ以上は望みようがない最高の映画。
ニック・ホーンビィはやっぱり素晴らしい。

柳生一族の陰謀(深作欣二)

柳生一族の陰謀

「姿は隠しても獣は臭いでわかりまするぞ」。
千葉真一の柳生十兵衛、萬屋錦之介の柳生宗矩、金子信雄の関白などなど、他にも見所はいくらでもありますが、成田三樹夫の烏丸少将文麿がとにかく素晴らしすぎる!!!

ローラーガールズ・ダイアリー(ドリュー・バリモア)

話的に目新しさは何もありませんが、『JUNO』に続いてエレン・ペイジの存在感がとにかく素晴らしい。
出演もしながらラフプレー連発でしょっちゅう退場になるドリュー・バリモアも最高(笑) ゾーイ姐さんも出てましたね。

若草の萌えるころ(ロベール・アンリコ)

映画としてはもちろん『冒険者たち』には及びませんが、ジョアンナ・シムカスのPVとしてはほぼ完璧な映画。
目の保養のために、これからも“流す”機会は多いでしょう。

こんなに素晴らしい映画を今まで観ていなかったなんて!
まだまだ素敵な映画との出会いがたくさん待っていると思うと、楽しみでなりません。

これからまたぼちぼち更新していこうと思いますので、「愛すべき映画たち」をどうぞ今後とも宜しくお願い致します。

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