No.21 アズーリ、奇跡の生還!

神様、仏様、エクアドル様。やってくれましたエクアドル。
クロアチアはまず勝つだろうと思っていたので、そうなると引き分けでも敗退のイタリア。
そんな中でのメキシコ先制。一気に絶望の淵に・・・。

でも、TVの画面に5分ごとに現れるクロアチアの試合の途中経過はいつまでたってもエクアドルのリードを伝えています。
なんと、ここに来て、このままいけば負けても突破という予想外の展開に。
しかし、クロアチアがいつ1点取るかわからないため、このまま負けるのは危険が大きすぎます・・・。

しかし、さすがに今日は2トップにしてきたとはいえ、相手のレベルが上がると3人ではつらいです。
前3人も後ろ5人も世界レベルのイタリアにあって、中盤はどうもレベルが落ちます。

この大会を見ていてわかるのは、ちゃんと得点をとってきっちり勝利をおさめられるチームというのは、ただの猛攻とは違う、1つアクセントをつけられる選手がいるということ。
ジダンを欠いたフランスにはそれが欠けていましたし、ベロンの調子が悪かったアルゼンチンも猛攻のように見えて実は単調な攻撃でした。ブラジルは、リバウドが抑えられてもロナウジーニョがその役割を果たることができますし、ポルトガルはフィーゴとルイ・コスタというワールドクラスの選手が芸術的な攻撃を織りなします。

しかし、イタリアのスタメンにはトッティしかいません。相手もそんなことは百も承知でトッティは前も向かせてもらえないことが多いです。
トッティが抑えられると他のMF陣はみんな守備はスペシャリストですが創造性あふれる攻撃というものは持ち合わせていません。絶好調時のザンブロッタにはそれが見られますが、セリエAの優勝争いで疲れ果てているのか、どうも好調時の動きにありません。

そしてそして、やってくれましたデルピエロ!ロベルト・バッジョの全盛期には、彼の出番を奪うということで、個人的には完全に敵役だったデル・ピエロ。
先日のサッカー日記にも書いたようにロベルト・バッジョ命なので、そんな人間にとってはデル・ピエロは邪魔者以外の何ものでもありませんでした。
しかししかし、トッティがアズーリの司令塔になってからは、昔のバッジョの姿にデルピエロを重ねてしまうからでしょうか、最近はデルピエロに肩入れしていて、トッティのことは好きになれません。

そのデルピエロ、ついについにやってくれました!これで自分の中のデル・ピエロの株はさらにうなぎ上り。
一方トッティは・・・。個人的な趣味なのでトッティファンの方はすいません。

これで、もし明日ポルトガルが韓国に圧勝し、アメリカをも上回って1位通過するようだと、決勝トーナメント初戦からイタリアVSポルトガルという、一番見たかった試合の1つが早くも実現。
順当だったら準決勝でしか見れなかったこの夢の対決が早くも実現するかもしれないのです。

最近崩壊しつつはあるものの、名声的には世界最強を誇るご存知カテナチオ。
フィーゴ、ルイ・コスタ、セルジオ・コンセイソンという夢の中盤に絶好調パウレタをも加えた、見ていて一番楽しいサッカーをする芸術的攻撃サッカーを繰り広げるポルトガル。
この攻撃陣をもカテナチオが完封するのか、それともルイ・コスタの神業スルーパスはカテナチオを粉々に粉砕するのか。

韓国には悪いですが、明日はポルトガルに圧勝してもらって、ポーランドにもがんばってもらって、ぜひこの対決を実現させてもらいたいものです。

そして、明日はいよいよチュニジア戦。ここに来て急に調子を上げているチュニジアですが、ホームの圧倒的声援をバックに明日もやってくれるでしょう。

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