No.20 死のグループ終戦!

フランスに続いて、優勝候補の一角アルゼンチン敗退。1次リーグ敗退は40年ぶりというように、進んで当たり前のチームがまたもや敗退。
先日の日記に、スウェーデンがもし1点取れれば、いかにアルゼンチンといえどもスウェーデンから2点取るのは並みのことではないと書きましたが、その通りになってしまいました。

それにしても、勝たなければいけない試合の相手としては、スウェーデンは最もやりたくない相手の一つ。どんな強豪相手でも狙って0-0の試合ができるチームです。守備陣はほんとに鉄壁で、どんなに押し込まれても最後の最後はほんとに堅い。それなのに先制点を取られてはいかにアルゼンチンといえども苦しかったです。

後半は超攻撃的布陣で怒濤の攻撃を繰り返しましたが、それでもバティストゥータとクレスポを共存させる選択肢はなかったのでしょうか。
フランスにしても、アルゼンチンにしても、共通点は1トップのフォーメーション。弱い相手には、1トップでも十分に点を入れられますが、世界レベルの守備陣相手では1トップではどうもワンパンチ足りないような気が。どんなにサイドを崩してもどうしても中の枚数が足りなくて、スウェーデンのように、中央が鉄壁を誇る相手を前にすると、どんどん跳ね返されてしまいます。

1トップは司令塔のレベルがもろに反映されるため、ジダンを欠いたフランスと、調子が悪かったベロンのアルゼンチンには、本来の攻撃力が見られない結果となってしまいました。
見ていて機能している1トップのチームは、ポーランド戦の後半のポルトガル。ルイ・コスタがあのレベルのプレーをちゃんと披露できれば、ワントップもちゃんと機能します。もちろんポルトガルは世界レベルのサイドアタッカーがいるからですが、その点ではアルゼンチンも負けていないため、明暗を分けたのはベロンの出来ということでしょうか。

イングランドVSナイジェリアはまったく見るに値しない試合。両チームとも攻める気なし。イングランドは引き分けで十分なためわかるとしても、何も失うものがないナイジェリアにはもっと攻めて欲しかったです。オコチャは相変わらずおぉ~っと思わせるプレーを見せてくれましたが。
一方イングランドは、大好きなスコールズが強烈なミドルシュートを放っただけで、他に見るべきところなし。

これで、日本がもし1位通過すれば、コスタリカ、トルコ、セネガル、スウェーデンの中の2チームを突破すればベスト4も見えてくるという展開に。もちろん弱くはありませんが、アルゼンチンやイングランドが来ていた場合よりは夢がもてるか・・・。スウェーデンはめちゃめちゃ強いですが、点は取れないにしてもPK戦まで持ち込めればひょっとしてひょっとするかも。
でも、チュニジアにやられてしまったらそれまでなので、まずは足元から・・・。

明日は、C組とG組が最終戦。C組の行方は日本にとっても大いに関係ありなので要注目です。
そして、お気に入りアズーリもがけっぷち。クロアチアはエクアドルに勝ちそうなところから、引き分けでは脱落のイタリア。フランス、アルゼンチンに続いてアズーリもその姿を消すのか・・・。頼むぞヴィエリ!

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