No.26 JAPANの夢、杜の都で露と消える・・・

ついに来てしまったこの瞬間。優勝しない限りいつかは訪れるこの瞬間。フランスよりアルゼンチンよりポルトガルよりも長生きしたものの、日本もついにワールドカップの舞台から降りることに・・・。

先発はなんと2トップをそのまま外し西澤に三都主。流れがすごくよかっただけに、そのままのスタメンで来るかと思われましたが、トルシエの選択はワントップでした。
この判断はある意味間違ってはいませんでした。トルコに中盤を支配されてしまったらハカンシュクル、ハサンの2人にどんどんいいボールが出て猛攻をくらってしまうだけに、中盤で優位に立とうとしたのは正解でした。

狙い通り日本は中盤を支配し、個人技で抜かれる場面はあったものの、組織としての中盤は日本の圧勝でした。
しかし、先制点を取られたのがすべてでした。予選リーグとトーナメントでは1点の重みがあまりにも違います。今大会は予選から1点の重みに泣かされるチームが続出していますが、トーナメントでの先制点はより大きな重圧となって相手チームにのしかかってきます。
しかも、取られ方も悪すぎました。DFラインのミスからコーナーキックで相手をまったくフリーにしての失点。プレースキックから失点する悪い頃の日本に戻ってしまいました。

そして、いかに中盤を支配しようとも、1トップでは点が入らないのは今大会でも実証済み。フランス、アルゼンチン、ポルトガルがあれだけのメンバーを揃えて取れなかったのに、日本が取れる可能性はさらに低いです。今までの試合と違い、今日の中田は何度もフリーで前を向けていましたが、せっかく中田がボールを持って前を向けても、前にいるのは西澤1人。これでは点は入りません。

そんな中、希望をもたせてくれたのは三都主。前回書いたように、最後にDFを破るのは技術とスピードに裏付けられた強引なまでのドリブル。日本でそれができるのは三都主ぐらい。そしてバーを直撃したのはこればかりは運がないとしかいいようがありません。でもこのフリーキック以外、見ていて点が入りそうな気はしませんでした。
ワールドカップに入る前の、点が入りそうな気配さえしない攻撃と、プレースキックから失点してしまう守備。最後の最後にまたあの頃の日本に戻ってしまいました・・・。

ゴールキーパーの誰に聞いても、一番嫌なFWは常にどんな状況でもシュートを狙ってくるFWだと答えます。どんなに上手くてもシュートを打ってこないFWは怖くもなんともないと。そういう意味で日本のFWには相変わらず怖さが感じられません。
今日も、市川がほんとうに最高のクロスを上げたにも関わらずFWの選択肢は味方へのパスでした。

逆に、ハサンはほんとに怖かったです。たとえ何人に囲まれても強引なまでに突破してきて、いつも目線はゴールマウスを捉えています。少しでもチャンスがあればどんどんシュートを打ってきます。今日のような雨の中での試合ではなおさらですが、シュートを打たないことには何も起りません。

前にも書いたことですが、技術も戦術も格段に上がった日本にただ一つ欠けているもの、それはどんな時でもボールをゴールに叩き込むことしか考えていないという、その姿勢。お手本はバティストゥータです。彼はほんとにどんな状況でも、いかにしてボールをゴールに叩き込むか、それしか考えていません。彼の頭の中にはパスという選択肢すらないように思えます。しかし、これほど怖いFWはいません。やられたと思った瞬間にパスしてくれるFWなど怖くも何ともありません。今日も相変わらず怖さが感じられない攻撃陣でした。

それでも結果的に見れば、フランス、アルゼンチン、ポルトガルでさえ進めなかったベスト16に進んだことは間違いなく快挙。勝ち点7での進出など誰も予想していなかったこと。間違いなく日本は強くなってます。あとは今日のトルコでも、選手の所属チームを並べればガラタサライ、パルマ、レヴァークーゼン、インテル、ACミランと、錚々たる名前が並びますが、日本も同じようになる日が来る頃にはこの壁も突破できるはず。

同じ2回目のワールドカップ出場でも向こうは48年も前にすでにワールドカップに出場している国。日本がこれだけの躍進を遂げてきたのは、ここ10年くらいの話なので、まだまだ伸びる余地は大いに残っているはずです。
しかも、今の代表でさえみんな20代前半。日本サッカー、まだまだこれからでしょう。

夢物語とは思いつつも心のどこかで日本が勝ち続けることを信じていた毎日。
しかし、夢が現実に変わらなかった今、これで全身全霊を賭けてアズーリ応援態勢に入ります。まずはあと1時間あまりで韓国と激突。前回も書いたように、こんなところで負けるわけにはいきません。頼むぞデルピエロ!

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