No.16 カテナチオ崩壊!

エクアドル戦についての日記で、今回はいいところまでいくのではと書いたお気に入りアズーリ。早速つまづきました。

最強を誇るカテナチオがなんと2失点。その原因はなんといってもネスタの負傷退場。マテラッツィも決して極端にレベルが低いというわけではありませんが、ネスタとは格もレベルも雲泥の差です。キャップ数一ケタということで、他のDFとのコンビネーションという点でも大いに不安ありでした。特に1失点目はマルディーニとの間に飛び込まれたもので、まさに不安が的中しました。この前ネスタのことを「カテナチオの継承者」と書きましたが、ネスタあってこそのカテナチオです。彼がいるからこそ、カンナヴァーロも果敢にチャレンジできるわけですし、ネスタ1人いるだけで安心感が違います。メキシコ戦は出れるんでしょうか、心配です。

一方、クロアチアはプロシネチキ、シュケルといった歴戦の勇者たちに変え、若さとスピードを重視した布陣。イタリア相手に個人技で勝負できるクロアチア。局面局面で技術的に一対一で負けていませんでした。イタリアがプレッシャーをかけても軽くパスを回します。ここらへんはさすがです。1点目は、ヤルニからのセンタリング。全盛期には、ロベルト・カルロスを差し置いて「世界最高の左サイド」とも呼ばれたヤルニ、さすがにスピードは落ちてきていますが、ここ一番で最高のボールを上げました。
2点目は、ペルージャ時代の中田の盟友ラパイッチ。当時から個人技で見せていましたが、中田同様世界レベルの選手になりつつあるようです。

それにしても、クロアチアやユーゴスラビアを見る度に、戦争による国際大会出場停止が悔やまれてなりません。「東欧のブラジル」と呼ばれ、楽しく、激しく、芸術的なサッカーを展開した旧ユーゴスラビア。1994年アメリカ大会に一つの国家として参加していればとんでもないチームができていました。シュケル、ボクシッチ、ミヤトビッチ、ストイコビッチ、ボバン、プロシネチキ、アサノビッチ、ヤルニ、ミハイロビッチ・・・。最強です・・・。今となっては想像の中の世界でしか存在しないドリームチーム。一度でいいから見てみたかったです。ワールドカップ優勝も十分に狙えるチームだったはず。ほんとに残念です。

そして、イタリアの方ですが、トラパットーニ監督は後半ディ・リーヴィオとココをずっといつでも出せるように準備しておきながらなかなか投入しませんでした。1点を守りに行くならこの交代もよかったように思います。しかし、迷っていたことが結果的に幸いして、2枚の攻撃の切り札を残すことに成功。そこでインザーギを投入したのは当たり前ですが、なぜもう1人投入しなかったのか。クロアチアも守備を固め、イタリアの前3人には徹底したマンツーマンを敷いてきたため、そこをさらに突破するにはもう1枚切り札が必要だったはず。この采配には大いに疑問が残りました。

トッティのワールドクラスのフリーキック。コース、角度、曲がりぐあい、すべてが完璧でしたが運だけがありませんでした。
問題のゴールかと思われたシーンは、実況はオフサイドが云々と叫んでいましたが、ラインズマンを見ていればわかるように、判定はインザーギのファウル。実況にはほんとにもっとどうにかしてほしいものです。個人的には、インザーギは引っぱっていることは引っぱっているものの、そう強く引っぱっているわけでもなく、クロアチア選手の倒れ方が一枚上手だったように思います。サッカーをよく知っているクロアチア選手、ここらへんのしたたかさもさすがでした。

それにしてもフランス、ポルトガル、アルゼンチンに続いてイタリアまでもが敗れることに。予選から本気で行かなくては勝てなくなってきている最近のワールドカップとはいえ、これらのチームが揃ってこそハイレベルの決勝トーナメントが楽しめるというもの。ぜひみんな勝ち上がってほしいです。

そして、明日はいよいよロシア戦です!

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