追悼 アーネスト・ボーグナイン 男泣きの名場面集

ワイルドバンチ

自分も一言だけ朝触れましたが、今日はTwitterの方も朝からこの話題一色。

今年になってほんとに訃報が続いていますが、またまた大好きな俳優が…。

記事タイトルにもあるように、アカデミー賞主演男優賞に輝いた『マーティ』が一応代表作ということになるんでしょうか。
一応なんて書いていますが、これは紛れもない名作。

好きなシーンはいろいろありますが、やはりここでしょう。

マーティ

鬼の目にも涙の名場面。観ているこちらも涙なしでは観れません。

ラブストーリーの名作で、アーネスト・ボーグナインもいつもとはちょっと感じが違いますが、思わず本性が出てしまった!?次のシーンが大好き。

彼女を家に送り届けた後、嬉しくてしょうがないマーティ(アーネスト・ボーグナイン)。
ここで急に足取りが軽くなったり踊り出したりというのはよくあるパターンですが(最近だと『(500)日のサマー』や『サニー 永遠の仲間たち』でもありましたね)、そこは漢アーネスト・ボーグナイン、一味違います。

一通りはしゃいだ後、バス停の看板に強烈な張り手を食らわすマーティ。
張り手直前の看板がこちら。

マーティ

張り手で動いた瞬間の看板がこちら。

マーティ

そう簡単に動くものでもないと思いますが、かなり動いています、さすがはワイルドバンチ(笑)
実際は痛いのかもしれませんが、笑顔を崩さないところもたまりません(爆)

今思わずワイルドバンチという言葉が出てしまいましたが、やはり代表作は『ワイルドバンチ』『北国の帝王』でしょう。

他にも、『ポセイドン・アドベンチャー』『特攻大作戦』『飛べ!フェニックス』『ニューヨーク1997』等々いくらでもありますが、きりがないのでこの2本に絞って書きます。

まずは『ワイルドバンチ』
以前“男ならこれで泣け!”BEST10で堂々と第2位に選びました、映画史上最高の笑顔の一つ。

ワイルドバンチ

Twitterの方で間違えている方がちらほらいらっしゃいましたが、この少し前に「Let’s go.」「Why not?」の「Why not?」を言うのはアーネスト・ボーグナインではなくウォーレン・オーツですね。

ワイルドバンチ
 

ワイルドバンチ

笑顔も最高ですが、映画史上最強のフォーメーションである“4人一列横並び”の最高峰でもあるこの映画。
アーネスト・ボーグナインのポジションは一番右ですね。

ワイルドバンチ

そして始まる、これまた映画史上最高峰の銃撃戦。

アーネスト・ボーグナインのこの台詞に、涙が止まりません…。

ワイルドバンチ

さっきから映画史上最高峰を連発していますが、要は映画自体が映画史上最高峰の1本ということで。
でも、いつも言っていますが、ペキンパーで一番好きなのは『ガルシアの首』です、すいません…。

『ワイルドバンチ』はこれくらいにして、続いて『北国の帝王』
こちらは、映画史上最高の一騎打ちによる決闘ですよね、北国の帝王リー・マーヴィンvs鬼車掌アーネスト・ボーグナイン。

北国の帝王

ここでは、シャック(アーネスト・ボーグナイン)の武器と共に、その勇姿を振り返っておきましょう。

まずは、基本装備のハンマー。並のホーボーならこれ1本で十分です。

北国の帝王

続いて、振り回したり、首を締めたりと、大活躍の鎖。

北国の帝王

最後は、車両の下に隠れるホーボー用の秘密兵器。
ロープの先に鉄の棒をつけて地面に垂らし、走る列車の勢いでそれが隠れるホーボーに当たるという優れ物(笑)

北国の帝王

そんなシャックも、ついにはAナンバーワンに負けてしまいましたが、列車から突き落とされても、こう叫んでいたんですけどね~(涙)

北国の帝王

『ワイルドバンチ』『北国の帝王』も何度も何度も観ている映画ですが、これからも今までと変わらず繰り返し観ていくことでしょう。

最後は、去年映画館で出会ったこの姿でお別れとします。
ちゃんと映画館に観に行って本当によかった、もし行かなかったら一生後悔していたところでした。

RED/レッド アーネスト・ボーグナイン

95歳での大往生、長い間世界中の映画ファンを楽しませてくれて、本当にありがとうございました。

合掌。

シネマトゥデイ<『マーティ』のオスカー俳優アーネスト・ボーグナインさん、腎不全で死去>

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