『男たちの挽歌』(ジョン・ウー)

男たちの挽歌

父親が殺されたことで、偽札偽造組織の幹部である兄ホーを恨むキット。
ホーの親友マークを加えた彼ら3人が、組織に対して壮絶な死闘を挑んでいく…。

まずは、チョウ・ユンファもレスリー・チャンも若い!びっくりするくらい若い!
でも、よく考えればこの作品ももう15年も前の作品なので、若いのも当たり前か…。

当ブログでも紹介しました『楽園の瑕』にも出ているレスリー・チャン、大好きな俳優です。
ただかっこいいだけでなく、どこか哀愁を漂わせていて、『さらば、わが愛/覇王別姫』や『ブエノスアイレス』のように、妖しい魅力も醸し出すことができます。

男たちの挽歌 レスリー・チャン

しかし、この映画はなんといってもチョウ・ユンファ。男の中の男。男が惚れる男。
ロングコードにサングラスに二丁拳銃。

男たちの挽歌 チョウ・ユンファ

彼が単身料亭に乗り込んでいくところ、何度観ても鳥肌モノです。
ボートで戻ってくるシーンも最高!

イイ男系2人に対して、渋い男の悲哀を一手に引き受けているティ・ロン。この人がこの映画をぐっとしめています。

男たちの挽歌 ティ・ロン

さらに、『ワイルドバンチ』の時にも書きましたスローモーションとバイオレンスとの融合。
この映画でも同じように、美しささえ感じさせる暴力シーン。
こうして見ると、『ワイルドバンチ』がその後の映画に与えた影響の大きさを改めて感じさせられます。

この映画に関しては、ストーリーや細かいことなどたいした問題ではありません。
とにもかくにも二丁拳銃。

そして、まったくといっていいほど女性が出てこず、ただひたすら男の世界。
ただかっこいいだけでなく、一番のポイントは“哀愁”。
男の美学のすべてがこの映画にはあります。

[原題]英雄本色
1986/香港/95分
[監督・脚本]ジョン・ウー
[製作]ツイ・ハーク
[出演]チョウ・ユンファ/ティ・ロン/レスリー・チャン/エミリー・チュウ/リー・チーホン/ケン・ツァン

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