Bグループもいよいよ開幕。
いつも負けているのに「無敵艦隊」。どうしてそう呼ばれているかいまだに納得できず。
でも、ここもメンバー揃ってます。メンディエタ、グアルディオラを欠くのは痛いですが、ラウルは今や世界でも5本の指には入る点取り屋に成長しましたし、バレロン、ルイス・エンリケ、ディエゴ・トリスタン、モリエンテスとタレントは揃ってます。
そして、イタリアが1-0を理想とするなら、このスペインは3点取られても4点取れば勝ちは勝ちというスタイル。リスクも高いが見ている方はとても楽しいサッカーです。リーグとしてもセリエAよりもスペインリーグの方が最近は断然面白い。
しかし、そのスタイルからもわかるように、スペインの弱点はフランスと同じくDF陣。両サイドは若いですが、ナダル、イエロのおじさまセンターバック二人は後半になると目に見えてレベルが下がります。プジョルはかなり成長していますが、ファランフランはセルジを見習ったかどうかはわかりませんが攻撃大好きで頻繁に攻めあがります。その隙を狙ってスピードで一発カウンターを狙われた場合かなり不安。
しかし、そこは信じられない神懸かりセーブを連発するカシージャスがなんとかしてくれるでしょう。この男いったん調子に乗り出すとほんとに何でも止めます。反射神経がずば抜けています。
そして、試合は3-1でスペイン快勝。イングランドの34年間のジンクスは破られませんでしたがスペインの52年間のジンクスは破られました。決勝トーナメントにはまず進めるでしょう。
一方人口200万の小国、スロベニア。日本があんなに苦労して取ったワールドカップ初ゴールをいとも簡単にゲット。出場できただけでも信じられないことと国民自らも言っていたチームでしたが堂々とした戦いでした。
ロシア、ユーゴスラビアと同じグループを2位で抜け、プレーオフではルーマニアを破っただけのことはあります。これがヨーロッパの実力か。
サウジの無残な惨敗を目の当たりにしたばかりだけに、スロベニアはヨーロッパではまだまだトップレベルとは差があり、一方サウジはアジアでは一応トップレベル。これがアジアとヨーロッパのレベルの差かと思うと少し、いやかなり寂しい・・・。
明日はいよいよアズーリの登場です。