『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(マシュー・ヴォーン)

X-MEN ファースト・ジェネレーション

評判が凄くよかったのでかなり期待値が上がった状態で観ましたが、期待通り、いや期待以上の、素晴らしい出来。
前の4作はなかったことにして、ここからもう1回新たにやりましょうよ。

131分があっという間。しかも、息もつかせぬアクションの連続で時間を感じさせないのではなく、別にアクションがなくてもいいくらいドラマとして魅せてそれだから、なおさら凄い。

オープニングからそうだったように、比重はマグニートーの方に置かれていて、彼を演じるマイケル・ファスベンダーがとにかく素晴らしい。『イングロリアス・バスターズ』で3本指のやり方でバレてた彼ですね。

『イングロリアス・バスターズ』といえば、あの映画と同じように、ドイツ語やロシア語がちゃんと飛び交ってるのがいい。
よく考えたらこれが当たり前なんですが、今まではその当たり前なことすらできずに、何人だろうが英語を喋ってましたので…。

予告編でもいくつか使われているチャールズとエリックの二人のやりとりはどれも名場面。
特別な力を持ってるのはお前だけじゃないんだと教えられる出会いから、本来交わるはずのない二人がやはり道を違えていくまで、二人の心のやりとりをちゃんと描ききっているところが素晴らしい。
そこでは、ミュータントとしての特殊能力なんておまけでしかない。

X-MEN ファースト・ジェネレーション ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー

そんな二人が生きるのは、キューバ危機の時代。
『ウォッチメン』みたいに実際の映像を混ぜながら、上手く緊張感を高めてますね。

作戦会議室は『博士の異常な愛情』!こういう小ネタは嬉しい。

『キック・アス』でも「Crazy」が見事な使われ方をしていたGnarls Barkleyですが、今回も「Run (I’m A Natural Disaster)」のInstrumentalバージョンが使われていました。相変わらず音楽の使い方も素晴らしい。

今回はさすがに出ないかと思ってたあの人がちらっと出てくるところもニクい。
今までの4作を観ていた方がより楽しめるとは思いますが、別に観ていなくても、これ1本でも十分楽しめると思います。

必見。

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[原題]X-Men: First Class
2011/アメリカ/132分
[監督]マシュー・ヴォーン
[原案]ブライアン・シンガー
[出演]ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー/ケヴィン・ベーコン/ジェニファー・ローレンス/ヒュー・ジャックマン/レベッカ・ローミン

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