今回は、セシリア・チャン第9弾、ラム・シュー第24弾、バリー・ウォン監督の『カンフー少女』です。
ストーリーは省略(笑)
セシは、普通の女の子だったのに、ある日両親(『カンフーハッスル』の大家さんコンビのユン・ワーとユン・チウ)が武術の達人と知り、自らも修行、そして10年の歳月が経ち、今は普通のOLとして働いています。
どんな設定なんだ(笑)
修行する寺か何かのお偉いさんがウォン・ヤッフェイ、『少林サッカー』の“鉄の頭”です。
10年の間に両親は離婚、ユン・チウには彼氏ができるわけですが、その彼氏がなんとラム・シュー!
しかもラム・シュー、登場していきなりセシにボコボコに殴られ、両親の喧嘩に巻き込まれまたもボコボコにされと、らしいキャラ。
それだけでは終わらず、なんとユン・チウに迫るシーンが!これには、観てはいけないものを観てしまったと、しばし呆然…。
セシといい仲になる男性にはレオ・クー。しかしいまいち魅力が感じられず、存在感あまりなし。
レオ・クーの上司にはホイ・シウホン。今回はいつもに比べればまともでした。
あと、バリー・ウォン監督も役者として登場。
ユン・ワーとコンビを組んで活躍しています。
というわけで、メンバーを観ているだけでも楽しい映画。
実はもう一人(一羽?)が主役級の活躍ですが、それは観てのお楽しみ。
幼稚園の学芸会レベルの着ぐるみの安っぽさは、さすがバリー・ウォン監督(笑)
みんながクンフーで闘う映画ですので、セシもワイヤーに吊されて頑張ってます。
こんなおバカな映画でも、必殺の“泣き”の演技を見せているところが涙ぐましい(笑)
あと、『PROMISE』ほどではありませんが、ちょっとしたセクシーショットもあります。
あと一つ忘れてはいけないのが、バリー・ウォン監督とユン・ワーが二人でやっていた、『ザ・ミッション/非情の掟』の紙屑サッカーのパロディ。こんなところでお目にかかるとは!
結局何も書いていないに等しい感想ですが、セシのファンにも、ラム・シューのファンにも、な~んにも考えずに気楽に楽しめる娯楽映画。
難しいことを考えずにとにかく90分(2時間ではないところがミソ)楽しませて欲しい、そういう時はバリー・ウォン監督の右に出る者はいませんね。
[原題]野蠻秘笈
2006/香港/90分
[監督]バリー・ウォン
[出演]セシリア・チャン/レオ・クー/ユン・ワー/ユン・チウ/ラム・シュー
【関連記事】
●セシリア・チャン主演『野蠻秘笈』が邦題『カンフー少女』でDVD発売!
●『カンフーハッスル』(チャウ・シンチー)
●『少林サッカー』(チャウ・シンチー)
●『ザ・ミッション/非情の掟』(ジョニー・トー)
●カメオ出演が鮮烈な印象を残した映画33本