ジョニー・トー監督の新作情報13本分!

映画秘宝 2007年02月号 全国津々浦々のジョニー・トー信者の皆様、映画秘宝2月号は必読であります。

『エレクション』公開記念に2ページに渡って特集が組まれていますが(別のところにも少し記事あり)、ファンには涙がちょちょぎれる情報が満載。

トーさんのコメント付(色を変えてあります)で、できる限り紹介したいと思います。

ありすぎでどこから書いていいかわかりませんが、まずは、『放・逐』(2007年秋公開予定)のラム・シューの役名。以前、こちらのエントリーで、今回のラム・シューの役名はいつもの「肥」ではなく「波」だと書いたんですが、やっぱり今回も「肥」のようです(笑)
公式サイトではいまだに「波」になってますが…(でも英語版では「FAT」となっています(笑))

さらに、『放・逐』でラム・シューは、前回のピーナッツの代わりに風船ガムのようです。あと、紙屑サッカーの代わりに空き缶サッカーがあるようです。

「大作『エレクション』を撮って正直、疲れた。だから、次は、『ザ・ミッション~』のような自由なスタイルで撮りたかったんだ。でも、断じて続編ではないぞ!」

秘宝によると、『放・逐』はマカロニ&ペキンパー愛が炸裂しているとのこと。
あと1週間もすれば届きますが、待ちきれません!!!

続いて、もう一つラム・シュー。
『エレクション』でニック・チョンがレンゲをバリバリ喰らうシーンがありますが、トーさんによると、その昔にラム・シューが“兄貴分”に命令されてやったことがあるそうです(笑)

さらに、どうやら『エレクション』の3を撮る気がある様子。

「この物語は終わっていない。だから、機会があれば3作目を撮りたいと思っている。それは5年後になるか、10年後になるか、少なくとも、彼らにとってまた大きな変化が訪れたときだ」

この他にも、監督・製作合わせて全部で13本も新作情報が載ってるんですが(撮り過ぎ…)、まずは、トーさんは製作でロウ・ウィンチョンが監督の『天生一對/2 Become 1』、なんと日本公開が決定!
ミリアム・ヨンとリッチー・レンのラブコメという地味な内容なのに、よく決まりましたね。

続いて、2年以上も撮影が続いている『文雀』、まだ撮っているそうです(笑)

「いい加減、年内には完成させるよ!」

続いて、久々のワイ・カーファイとの共同監督作『神探』。久々のラウ・チンワンとのコンビでもあります。「精神分裂病の刑事が怪事件に立ち向かう」って、ラウ・チンワンが精神分裂病の刑事、これまた楽しみですね~!ヒロインは、これもケリー・リンかい!

「ストーリー的にも、技術的にも、銀河映像にとってエポック・メイキングな作品になる!」

ヴィック・チョウ、リー・ビンビンの『蝴蝶飛』についても一言。

「断じて、ラブコメではない!」

どう考えてもラブコメなんですけど…。

続いて、先日『PTU』の続編について書きましたが、なんと2だけでなく3もあり、連続して撮影する模様。
しかし、トーさんは製作にまわり、監督はローレンス・ラウ。
監督に言っているというトーさんの一言が気になります。

「できるだけ、私のカラーを出すなと言っている!」

最後に、これまた先日触れたアラン・ドロンとのタッグ作について。

「彼とはカンヌで会食しただけで、現在はまだ白紙状態。ちなみに、彼は『エレクション』以外にも、『ヒーロー・ネバー・ダイ』が好きらしい!」

アラン・ドロンが『ヒーロー・ネバー・ダイ』がお気に入りとは!!
自分の中のアラン・ドロン株が3000ポイントくらい上昇。

他にもまだまだ情報が載っていますが、全部書いてしまってもあれなので、あとはぜひご自身でお読みになって下さい。

それにしても、この多作ぶりは凄い…。

そして、これだけのジョニー・トー情報が載る映画秘宝はやっぱり凄い。

最後に、トーさんの痺れる一言を。

「なぜ、男だらけの映画を撮るのかって?
女性という生き物を理解できないからだ」


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