TwitterのTL上に流れてきたDVD情報の中に、「巨匠ジョニー・トーを支えた脚本チームの監督デビュー作!」という文章が!
!!!と一瞬飛び上がったわけですが、ふと冷静に考えると、ワイ・カーファイはもちろん大量に監督作品があるので違いますし、ヤウ・ナイホイも『天使の眼、野獣の街』ですでに監督デビューしています。
となると、あとジョニー・トー組の脚本の常連といえば、本数的に多いのはイップ・ティンシンとアウ・キンイー。
そして、なんといっても“ダーク・トリロジー”の脚本家、ダークな脚本を書かせたら世界でも屈指のこの人、セット・カムイェン。
おおっ!ひょっとしてセット・カムイェンの監督デビュー作かぁ!
でも、そんな話聞いた覚えないぞ!?
それに、「脚本チーム」!?
と散々想像を膨らませた挙句、いざクリックしてみたら、出てきた作品がこちら。
えっ!?
そして、Amazonの内容紹介のところにはこうあります。
巨匠ジョニー・トーを支えた脚本チームの監督デビュー作!「SAW ソウ」や「マッハ!」など多数の大ヒット作を送り出したジャンル映画の聖地、トロント映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で2010年に上映され絶賛を浴びた話題作が遂に日本上陸。フランスの名門カナル・プリュスなど超一流の製作会社が集結し、国境を超えたエンターテイメント作を創り上げた。女処刑人の毒牙にかかった美女たちが、次々とエロティックでフェティッシュなプレイの中で息絶えてゆく様を、スリリングに、ゴージャスに描いている。日本からも大人気AV女優の雨宮琴音が出演し、可憐な裸体を披露。作品に華を添えている。
それで肝心の監督はというと、
監督:ジュリアン・カーボン/ロラン・クルティオ
→allcinemaの『レッド・ナイト 女処刑人たちの夜』のページ
どなたですか?(笑)
とここからさらに調査継続。
手がかりは「巨匠ジョニー・トーを支えた脚本チーム」、この二人が脚本に名前を連ねている作品なんてあったっけ…。
と思ったら、あっさり発見。
しかも、思ってたよりもずっと有名な映画。
『暗戦 デッドエンド』
証拠のページはこちら。
→allcinemaの『暗戦 デッドエンド』のページ
念のためこちらでも確認しましたが、間違いありません。
→香港影庫の『暗戦 デッドエンド』のページ
このコンビ、フィルモグラフィーを見てみると、『暗戦 デッドエンド』の脚本以外では、ツイ・ハークと一緒に『ブラックマスク2』の原案のところに名前が(笑)
それでは、少し内容を観てみましょう。
『暗戦 デッドエンド』の脚本のところにはヤウ・ナイホイとこの二人の合わせて3人の名前がありますが、やはりヤウ・ナイホイの力が大きかったようです(爆)
というわけで、「巨匠ジョニー・トーを支えた脚本チームの監督デビュー作!」という宣伝文句はどうかと思いますが、これはこれでそれなりに楽しませてはくれそうです。
『ザ・ミッション/非情の掟』『ヒーロー・ネバー・ダイ』に続いて、“男ならジョニー・トー!”(今命名しました)第3弾、『暗戦 デッドエンド』です。 この映画、稲本作蔵様には“男ならこれを観ろ!”へ投稿していただき、東雲様、hi-chan[…]
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]