香港では19日から公開が始まっている『放・逐』ですが、久しぶりに公式サイトを覗いてみたら、コンテンツが少し増えていました。
まずは、以前UPしたYouTubeの予告編には出てこない映像も見れる、公式サイトの正式な予告編が見れるようになっています。
あとは、ストーリーや最新情報なども出ていますが、注目したいのは登場人物のコーナー。
一人一人写真付で詳しく載っていますが、我らがラム・シューは、風船ガムを膨らませた、かっこいいんだか間抜けなんだかよくわからない写真ででかでかと登場しております。(他の誰よりも顔が大きいので)
一人一人役名も出ているんですが、日本語字幕ではどうなるかわかりませんが、アンソニー・ウォン“火”、フランシス・ン“泰”、ニック・チョン“和”などときて、ラム・シューはなんと“波”。
ここで皆様、今までのラム・シューのフィルモグラフィを思い出してみましょう。
まずは代表作『ザ・ミッション/非情の掟』、日本語字幕では“フェイ”ですが、エンドクレジットを見ていただければわかるように、彼の役名は“肥”です。
続いて、本人も一番のお気に入りの、もう1本の代表作『再見阿郎』。
あの憎たらしい刑事の役名は“肥九”でした。
さらに、『フルタイム・キラー』では“Fat Ice”。
さらにさらに、トーさん作品を離れて『ベルベット・レイン』。
劇場でご覧になっていて、エンドクレジットを見ながら思わず爆笑しそうになり(自分はしました)、周りに冷たい目で見られて慌てた方も少なくないでしょう。
チョイ役の警官役で、役名も普通に“警察”でいいところを、なぜか“肥警察”(笑)
すぐ隣に書いてある英語での役名は単に“Policeman”なのにも関わらずです。
他はエンドクレジットで確認しても役名がない役が多いですが、ある場合は、ほとんどに“肥”、英語なら“Fat”がついているのです!
理由は説明するまでもないでしょう。
さて、そんな可哀想なラム・シューですが、トーさんいきなり何を思ったのか、今度の役名は“波”。
波ですよ波。イメージかけ離れてるんですけど!
これにはきっと深い理由があるんでしょう(笑)
ラム・シューがどんな“波”として現れるか、また注目すべき点が一つ増えましたね。
公開直前に、日本でいう映倫からカットかⅢ級指定かを迫られ結局一部カットするなど、何かと波乱含みの『放・逐』ですが、皆様、何よりも着目すべきは“波”です、“波”。
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