ウェス・アンダーソンも『牢獄処刑人』も『ケープタウン』も大外から一気にまくられた。
しかも、全速力で必死に抜き去るのではなく、鼻歌歌いながらスキップで抜いてった。
大傑作と呼ぶような映画でもないけど、現役では他に誰も撮れないよこんな映画。
素晴らしすぎる!最高。
一言で言えば“肩の力が抜けている”ということなんだけど、このレベルはちょっと他ではお目にかかれない。
『砂漠の流れ者』を撮った時のペキンパー級の境地にイーストウッドは来ているのでは?
言葉にすると一気に色褪せそうな、あっという間の夢のような至福の134分。
劇中何度も“マジック”が起きるけど、それらが束になっても敵わない、「That was the best.」の一言から始まる至福の夜。
悲しいからとか感動したからより凄い“かっこよすぎて涙が出る”というのとはまた違う、画面から溢れ出る幸せに涙が止まらない。
もう少しだけ具体的に書くと、あのステップを踏むクリストファー・ウォーケンだけでもうこの映画は無敵。あんなウォーケン他に誰も撮れないよ!
さらに、ジョー・ペシはやっぱりここでも最強で、そうくるかのビリー・ワイルダーからイーストウッド本人まで!
アメリカ映画最強。
撮影トム・スターン、編集ジョエル・コックス(ゲイリー・D・ローチ)という今回も鉄壁の布陣だけど、ファーストキスの5秒後にはもう結婚してたり、相変わらず編集のテンポも素晴らしすぎる。
おかげで、“映画は90分”人間の自分でも、134分の長さが全く気にならない。
パンフレット、レコードのジャケットみたいに、正方形なところがいいですね~♪ http://instagram.com/p/tfqF04OlIs/
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[原題]Jersey Boys
2014/アメリカ/134分
[監督]クリント・イーストウッド
[撮影]トム・スターン
[編集]ジョエル・コックス/ゲイリー・D・ローチ
[出演]ジョン・ロイド・ヤング/エリック・バーゲン/マイケル・ロメンダ/ヴィンセント・ピアッツァ/クリストファー・ウォーケン/マイク・ドイル/レネー・マリーノ/エリカ・ピッチニーニ
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