亞洲電影大奨で『放・逐』は『グエムル -漢江の怪物-』に敗れる・・・

グエムル -漢江の怪物-
もう一つ賞の話。こちらもノミネートの際にも触れた「亞洲電影大奨」、かなり時間が経ってしまいましたが、3月20日に発表がありました。(→ノミネートの際のエントリーはこちら

こちらも期待せずに待ちましょうと書きましたが、さて、結果は…。

【最佳電影】
グエムル -漢江の怪物-(韓国)

ヴェネチア映画祭で負けた『三峽好人』ではなく、『グエムル -漢江の怪物-』でした。
でも、『グエムル -漢江の怪物-』も素晴らしい映画ですからねぇ。

【最佳導演】
ジャ・ジャンクー(三峽好人/中国)

「香港特區10周年電影選擧」同様獲れるならここと思ってましたが、残念でした…。

【最佳男演員】
ソン・ガンホ(グエムル -漢江の怪物-/韓国)

これは当然の結果でしょうね。ソン・ガンホ、すでに「アジア最強」の貫禄があるような気がします。

【最佳女演員】
中谷美紀(嫌われ松子の一生/日本)

「日本人が二人も入ってますが、ちょっと厳しいですね~」と書きましたが、思わぬ結果に。
ただ、香港マスコミただ一つの関心事と言われていた「チャン・イーモウの元彼女」初対決、どちらが勝っても遺恨を残しそうなので、無難な結果に収めたような気がしないでもない(笑)

この賞、いまいち盛り上がりに欠けるみたいと書いたんですが、案の定当日の入りは6~7割で、しかも式典の途中で次々と退席が目立った模様。

香港主催ながら、「アジア」をアピールするために主要部門は他国に譲ったような結果になりましたが、第2回はなさそうな気がします(笑)

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