ようやく発売になったジョニー・トー監督『名探偵ゴッド・アイ』の国内盤DVD。
Twitterの方にもUPしましたが、まずは写真から。
これはこれでかっこいいんですが、やはり香港盤Blu-rayのジャケットの方が遥かに素晴らしいので、改めてまとめて貼っておきます。
さて、国内盤DVDの収録内容ですが、本編以外にはこの内容。
以前からYouTubeにもUPされていたものに、日本語字幕が付いたものですね。
インタビューに答えているのはトーさん、ワイ・カーファイ、アンディ、サミーの4人。
全部書いてしまっても見る楽しみがなくなってしまうので、少しだけ言葉をピックアップします。
■特典映像
●犯罪捜査について
ワ「これは娯楽性の強い、新しいタイプの映画だ」
この題材でこのノリの映画は確かになかなかないですよね。
●心の目で推理する男
ト「サスペンスで大事なのはストーリーとリズムだ。謎解きの部分で観客を退屈させないこと」
ワ「モノクロの香港映画に影響を受けている。特にコメディーのリズムが似ている。でも、あくまでユーモアのあるサスペンスだ」
リズムは確かに素晴らしいですよね。
アンディ「転がれ!」
サミー「はい!」
観客「えっ!?」
となっている間にすでにサミーは凄い勢いで階段を転げ落ちているという、このリズム、このテンション。
現場の様子もちらっと映りますが、「2人の時は過剰演技でいい」とトーさんも二人に言ってますね。
●名探偵ジョンストン
ト「食いしん坊で金にがめつい」
ア「ジョンストンのモデルは、目の見えないジョニー・トーだ。何事にも真剣に取り組む、それがジョニー・トーだ」
ト「ちょっとだけマネをされたよ。アンディのおかげで自分の映画に自信が持てた」
●サミー・チェンについて
ワ「僕とトー監督が大好きな女優だ、天性のコメディエンヌだよ。被害者を追体験するシーンが好きだ、妄想の中で殺人犯を演じたりもする。共演者を信用し、自分にも自信を持っている」
ト「ジョンストンの代わりにホーが体を張る設定だ。2人の息はぴったりだった。サミーを見るだけでうれしくなる。」
以前もトーさんはサミーについて「いつも刺激を受ける。彼女からの刺激で、私も監督としてのイマジネーションをもらっているといえる」と言っていましたが、二人とも絶賛ですね。
こういうインタビューって、よくお互いに褒め合ってて聞いてて恥ずかしくなるようなのもありますが、トーさんの場合こういう場でもダメな点はダメとはっきり言う人なので、そのトーさんに「サミーを見るだけでうれしくなる」とまで言わせるのは凄い。
今回上映時間が長くなったのは、素晴らしいサミーをもっともっと見ていたくて、いろんなシーンが切れなくなったんでしょうね。
■予告編集
●オリジナル予告篇
●日本版予告編
他にも色々発言がありますので、残りはぜひご自分でご覧になってみて下さい♪
ここまでぶっ飛んでるとは!もう何でもありになってきたなぁ(笑) いきなり炸裂するサミーのドロップキック! 宙を舞う女性、タトゥーに刻まれた愛の言葉、跳ね上がる心拍数はまさかのハートマークを点滅させる! 話の割には129分は長すぎま[…]
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]