『テキサスの五人の仲間』(フィルダー・クック)

テキサスの五人の仲間
前にTSUTAYAの「DVD復刻キャンペーン」にリクエストしましょう!(追記あり)というエントリーで触れたTSUTAYAの企画、自分も何十本もリクエストしましたが、映画ファンが最も待ち望んでいた1本と言ってもいいあの映画が、まさかの復刻!
自分もリクエストしましたが、やっぱりリクエストが多かったんですね。

『殺しの分け前/ポイント・ブランク』の時もびっくりしましたが、それ以上でしょう。

たまにオークションにレンタル落ちビデオが出回りますが、どんなに安くても5000円くらい、1万円くらいで落札されることもしばしば。

1万円払っても観たい人がいるという、でも、その価値は十分にある映画。
それが、誰もが100円で観れるようになるとは!

→TSUTAYAの告知ページはこちら

自分はUS盤のDVDで何度も観ていますが、このDVD、なぜかディスクを入れると出る最初の注意書きが日本語なんですよね、日本語字幕は付いてないのに…。

さて、前置きが長くなりましたが、復刻記念で『テキサスの五人の仲間』です。

と書き始めたのはいいんですが、何も書いてはいけない映画なんですよね(笑)
未見の方は、できるだけ何も情報を入れずにご覧下さい。

“皆様の「衝撃のラスト!」な映画”にもken様と十瑠様に投稿していただきましたが、『スティング』『情婦』と並ぶ、“どんでん返し映画”の最高峰。

ヘンリー・フォンダとジェイソン・ロバーズという『ウエスタン』のコンビに、華を添えるのがジョアン・ウッドワード。

もちろん“どんでん返し”が最高なんですが、本筋と関係ないところで少しだけ書いておくと、ジェイソン・ロバーズが家に帰った後の、娘の婚約者とのやりとりがいいですね。

どんな●●であれ、人が人に影響を与え、その思いはまた別の人へと受け継がれていく。
あのシーンがあるからこそ、ただの“オチが凄い”映画では終わっていません。

また、こういう渋いシーンを不器用に演らせたら、ジェイソン・ロバーズは絶品なんですよね(涙)

というわけで、何も書くわけにはいかないので本筋については何も書きませんでしたが、7月8日レンタル開始、未見の方は、騙されたと思ってぜひご覧下さい、絶対に損はさせません。

2013.7.2 Twitterでの感想
先日オールタイムベストにも入れましたが、ようやく国内盤DVDのセル版も出たので、久しぶりに観ました。でも、相変わらず何も書けないw こればっかりは予備知識ゼロで。どんでん返し映画の最高峰であるだけでなく、いい話でもあり、洒落てもいる、こんな脚本滅多にない。

 

テキサスの五人の仲間 [DVD]

[原題]A Big Hand for the Little Lady
1966/アメリカ/95分
[監督]フィルダー・クック
[出演]ヘンリー・フォンダ/ジョアン・ウッドワード/ジェイソン・ロバーズ

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