くだらない、くらだなすぎる。(褒めてます)
今回は、タランティーノ最新作『デス・プルーフ』です。
グダグダ話が長すぎて勘弁してくれとの意見もあるようですが、タランティーノ相手にそれは無理な相談というものでしょう(笑)
それこそがタランティーノの真骨頂なのに、そこを楽しめないなら、初めから観ない方がいいような気がするんですが…。
とはいっても、たぶん全編の3分の2くらいは、本筋とは何の関係もないどうでもいい雑談。
仲のいい女性だけで集まるとああいう会話が交わされるのかどうかは男の自分には未知の領域ですが、まああんなものなんでしょう(笑)
そんな女の子たちを、改造した“デス・プルーフ仕様”のシボレーで抹殺しまくる、カート・ラッセル!
カート・ラッセル、女の子、車、ジュークボックス、アルコール、ラップダンス。これ以上何がいる?(笑)
しかもタランティーノ、監督・脚本だけでは飽き足らず、“女の子の足とお尻を好きなだけ撮るために”撮影も担当、もうやりたい放題。
テキサスでは、見事狙った女の子たちを皆殺しにしたカート・ラッセル。
が、次にテネシーで狙った相手が悪かった。
『バニシング・ポイント』を“アメリカ映画の最高傑作の1本”と信じて疑わない、ダッチ・チャレンジャーでシップス・マストをするスタントウーマンの女の子。
反撃に合い、「ごめんなさい」と急に情けなくなるカート・ラッセル最高!
カースタントを全て自分でやったゾーイ・ベル姐さんもっと最高!!
六本木でのU.S.A.公開版公開時には拍手喝采も起きたという、「THE END」の出るタイミングに爆笑。
写真は、“シャナ・バナナ”ことジョーダン・ラッド。
よく見かけるのは、後半の4人が横並びに歩いてくる写真ですが、ここは一番好みの子を載せるのが、タランティーノに対しての礼儀というものでしょう。
このジョーダン・ラッド嬢、母親がシェリル・ラッド。祖父がなんとアラン・ラッド。
凄い家系だなと思ってたら、もっと凄いのが一人。
“ジャングル・ジュリア”ことシドニー・ターミア・ポワチエ。
父親がシドニー・ポワチエ、母親がなんとあの、地球上全男子の永遠のミューズ、ジョアンナ・シムカス!
最後に、細かいところですが、“アヒル”にニヤリ。
たぶんですが、『コンボイ』の“ラバー・ダック”でしょう。
最高。
[原題]Quentin Tarantino’s Death Proof
2007/アメリカ/113分
[監督・脚本・撮影]クエンティン・タランティーノ
[出演]カート・ラッセル/ロザリオ・ドーソン/ローズ・マッゴーワン/シドニー・ターミア・ポワチエ/ゾーイ・ベル/クエンティン・タランティーノ
この倍もするDVD、買わずに待ってて良かった! 今回も、ちゃんとディスクはアナログレコード風ですね。 まだ詳しい商品内容は出ていませんが、商品タイトルが「グラインド・ハウス U.S.A.バージョン プラス」となっているの[…]