『柔道龍虎房』、最終日、滑り込みで行ってきました。
大通りから脇道に入り、「牛角」の横を通り抜け、飲み屋がたくさん入った洗練されていないビルの2階。この映画が上映される映画館としては完璧ですね(笑)
『ブレイキング・ニュース』のレイトショーの時には、自分も含めて10人だけでしたが(劇場は別)、今回は20人以上いました。
トーさん礼賛の当ブログ、普及活動が少しは実を結び始めているんでしょうか(笑)
ロビー(というほどでもない)の壁には、岡崎裕武氏の写真が飾られていました。
これは東京だけかなと思っていたので、嬉しい誤算。
さて、開始早々、カルバン・チョイの例の歌で始まるこの映画、「口惜しかったら泣け~泣け~、泣いてもいいから前を見ろ♪」、思わず一緒に歌いたくなるところをぐっと我慢(笑)
彼が歌い出す度に、場内の皆さん笑ってました。
着ぐるみのシーンには場内爆笑。
そして、やっぱり泣けますね~。
シト・ポウの靴を取りに戻るシウモンに泣き(このシークエンスの音楽絶品!)、二段肩車に泣き、徐小鳳の絶唱に泣く…。
カウリスマキの『ラヴィ・ド・ボエーム』の「雪の降る町を」には、パンフレットでわたなべりんたろう氏も触れていましたね。
日本語字幕付で観てもやっぱり傑作。
“ジョニー・トーBEST”第5位の地位は動きません。
ジョニー・トー第25弾。 泣きました…。 ジョニー・トー作品、観るのはこれで32本目ですが、泣いたのは3本目。 1本は号泣必至のラブストーリー『過ぎゆく時の中で』、もう1本は男泣きの傑作『ヒーロー・ネバー・ダイ』、そしてこの作品。[…]
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]