今年もやってきました、年に一度の大一番、香港電影金像奨。
大方の予想通り、『投名状』圧勝。
これについてはただ一言。早く日本でも公開して下さい。
さて、ここからが本題ですが、『投名状』圧勝の影で、トー組も押さえるとことは押さえています。
まずは、最佳編劇。『マッド探偵』での受賞。ワイ・カーファイおめでとう!
続いて、最佳新演員。『アイ・イン・ザ・スカイ』のケイト・チョイが受賞。
この映画がいつものトー組映画と違うのは、ヤムヤムの立場の人物が主役ではなく、新米の女性刑事が主役だった点で、そのケイト・チョイが受賞したのは何よりも嬉しい。
そして、最佳新晉導演。ヤウ・ナイホイが『アイ・イン・ザ・スカイ』で受賞。
先ほどのケイト・チョイの受賞も、監督のおかげでしょう。トーさんが監督ではあそこまで彼女の魅力を引き出せなかったはず。
トーさんの傑作群のほとんどの脚本を手がけているヤウ・ナイホイ、『マッド探偵』のトーさんと並んで最佳導演にもノミネートされてましたが、受賞したピーター・チャン、他にノミネートされていたイー・トンシン、アン・ホイと並んでも全然見劣りしませんね。
今後またトーさんから監督を任されることがあったら、さらなる傑作が期待できそうです。
関連記事
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]