『エブリデイ イズ バレンタイン』(バリー・ウォン)

エブリデイ イズ バレンタイン

セシのまとめページも作ったということで、今回は彼女の主演作から。

監督・製作・脚本バリー・ウォン、主演レオン・ライ、セシリア・チャンのラブコメディ、これだけでもう楽しくなってきます。

下ネタ大好きバリー・ウォン監督、セシの設定が凄い。
14歳から同じ相手と付き合っているものの、ある理由から21歳の今まで経験がない、その名も“奇跡の処女”(笑)
それにしても凄いネーミング…。

しかも、そのために欲求不満の彼が親友と寝てしまったことから、怒り心頭その彼ともサヨナラ。

といっても、そんな設定でもいやらしさは全くありません。
一つだけきわどい台詞がありますが、『PROMISE』のベッドシーンに比べればかわいいものでしょう(笑)

一方のレオン・ライ。こちらも負けてません。
自他ともに認める嘘の名人で、おかげで不動産の契約を取りつけるのも楽勝。
彼女に捨てられても、その様子を部屋の外から見ていた親友たちには、手切れ金を渡して自分の方が捨てたように見せることなど朝飯前。

オープニングで、バーの客たちにホラを吹くシーン。
イギリスに行っていた時に、サッカーの下手な友達に教えていたら、いつの間にか彼のが上手くなって、おまけにヴィクトリアという彼女まで取られてしまった。その友達は、ベッカム(笑)
まあこれはどう考えても苦しいですが、その他の嘘は結構見事です。

友達の前では捨てたように見せても、実はショックで泣き濡れるレオン。
もう男なんて信じられないと落ち込むセシ。
当然のように、“偶然に”出会う二人(笑)
しかも、ひょんなことからセシはレオンを大金持ちと勘違いし、真実を言うに言えなくなったレオンは得意の嘘で関係を続けていく…。

この後の展開は、今これを読んでいる皆様が想像されたと~りに進んでいきます(笑)

エブリデイ イズ バレンタイン セシリア・チャン レオン・ライ

嘘がばれた時にセシがレオンにびんたをするんですが、メイキングによると、レオンがセシに、中途半端にやるとまた撮り直しになるから本気でやっていいよと言ったため、セシの渾身の一撃が見事に決まってました(笑)
もちろんレオンは怒りませんが、かなり痛そう…。
でも、セシになら思いっきり張り倒されたい(爆)

まあ展開としてはお約束なわけで、主演の二人だけではさすがにちょっと厳しい。
しかしそこはバリー・ウォン監督、抜かりはありません。

レオンの上司の社長にホイ・シウホン。
もちろんできる社長なわけがなく、愛人の存在が奥さんにバレたため、レオンに頼んで嘘で乗り切ってもらったり、例によってダメダメ(笑)

セシのダメ親父にはン・マンタ。
こちらがホイ・シウホン以上にダメダメ(笑)

さらに、ラム・シューまで登場。
ラム・シュー、ゲ○吐いてます…。

最後はなぜか仏教のありがたい力によって、ネパールで結ばれる二人(笑)
ついさっきまで違う国で違う相手と結婚式直前だったのに、一瞬にしてネパールにいるセシの前に現れるレオン。まあそこは香港映画ということで(笑)
きっと香港の人なら、誰もが“どこでもドア”を持っているんでしょう。

あと、この映画で学んだこと、高地でキスをするには息継ぎが必要だということ(笑)

でも、レオンのキスシーンは自然だなぁ。
アンディ、コツを伝授してもらった方がいいのでは?(爆)

この映画、展開はお約束ですが、主役の美男美女に、豪華脇役3人組、気楽に楽しめるラブコメディです。

 

エブリデイ・イズ・バレンタイン [DVD]

[原題]情迷大話王
2001/香港/100分
[監督]バリー・ウォン
[出演]レオン・ライ/セシリア・チャン/ホイ・シウホン/ン・マンタ/ラム・シュー

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