生蒼井優

行って来ました!

本題に入る前に。

イアゴーの台詞がほとんど聞き取れないというありえない状態。
ただでさえ聞き取りにくい喋り方なのに、早口過ぎてさっぱりわからず。

休憩時間に話しかけた隣のおじ様2人組も、金返せとぶち切れてましたが、ほんとにありえないですよ。

1階の後ろから5列目の端と、席は最悪でしたが、通路より後ろの人はほとんど聞き取れていないはず。
休憩時間にあちこちから不満が聞こえてましたし、空いている前の方の席に勝手に移動する女性も。

リハーサルの時に、一番後ろの席に座って聞いてみるという、基本中の基本さえできていれば、こんな事態にはならないはず。
世界の蜷川だかなんだか知りませんが、こんな初歩的なミスをしていては、お金取る資格ないですよ。

さて、愚痴はここまで。

『オセロー』目当てなら、あれで1万はほんとに金返せですし、ただでさえ4時間もあるのに、苦痛ですらあるでしょう。

が。

こちらは、『オセロー』を観に来たわけではないので、初めからイアゴーなんかどうでもいい。
話としてもわかりきっている話ですし。

ブラバンショーが公爵に娘がオセローに騙されたと掛け合い、本人の口から聞いてみればわかりますよと反論するオセロー。

さあ、優ちゃんの登場です。

なんと、優ちゃんは客席から登場!

なんでもっと早くチケット買わなかったんだ(涙)
前方の通路脇の席なら、真横を優ちゃんが通ったのに・・・。

台詞も、一部小さな声のところが聞こえないことがあるものの、ほとんどまったく問題なし。
声がよく通って、速さもちょうどよく、はっきり聞こえました。

出演時間は4時間のうち半分もないでしょう。
大半はオセローとイアゴーですし。

が、キャシオーの嘆願をするあたりからどんどん出番が増え、最終幕は見せ場の連続。

そして、『オセロー』ということは、「柳の歌」があるわけですよ。

生歌。

しかも、床に寝そべりながら(笑)

5万出しても惜しくない!!

昔、オーチャードホールでPatricia Kaasの「Mademoiselle Chante le Blues」を生で聞いた時も鳥肌ものでしたが、それ以上。

まさに、至福の時。

もうイアゴーの台詞の聞き取りにくさなんか宇宙の彼方まで吹き飛び、観に来てほんとによかったと(涙)
映画の中の優ちゃんも最高ですが、やっぱり生は違います生は。

優ちゃん、またの機会に会いましょう。

今度はもっといい席取るぞ~!