素晴らしすぎる!いやー、いいものを観た。
死体を連れて町に現れた賞金稼ぎに注がれる住民の冷たい視線、旅立つ彼と新たな家族に次々とかけられる温かい言葉。
臨時の若き保安官を鍛え上げる老練な賞金稼ぎ、あくまでも脇に徹するヘンリー・フォンダが渋い。
満を持してついに再び胸につけられる保安官バッジ(胸に輝く星)に泣け!
最後の決闘は若き保安官(アンソニー・パーキンス)に見せ場を譲るも、クライマックスのアクションではヘンリー・フォンダももちろん大活躍。
アンソニー・マンの映画なので、今回ももちろん舞台は岩山!意地でも岩山!
銃ではなく、草木を使った火での炙り出しという攻撃が地味にエグい(笑)
そういえば、悪役の一人がリー・ヴァン・クリーフだった。ヘンリー・フォンダとの対決はよく考えると豪華。
台詞もちゃんとあって大きな役ではあるけど、この頃はまだ“悪役の一人”という感じだなぁ。
でも、この頃からすでにもう面構えだけは最高。『夕陽のガンマン』の8年も前かぁ。
[原題]The Tin Star
1957/アメリカ/93分
[監督]アンソニー・マン
[音楽]エルマー・バーンスタイン
[出演]ヘンリー・フォンダ/アンソニー・パーキンス/ベッツィ・パルマー/マイケル・レイ/メアリー・ウェブスター/ジョン・マッキンタイア/ネヴィル・ブランド/リー・ヴァン・クリーフ
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