
セルジオ・レオーネ監督とクリント・イーストウッドが『荒野の用心棒』に続いてコンビを組んだ、マカロニ・ウエスタンの代表作。
葉巻にポンチョのイーストウッドは相変わらずかっこいいですが、今回はさすがのイーストウッドも、“大佐”に扮したリー・ヴァン・クリーフの存在感にはかなわず。
リー・ヴァン・クリーフ渋すぎます!彼のための映画と言っても過言ではありません。

イーストウッドとお互いの帽子だけを撃ち合うシーンでの、撃って空に舞う帽子が地面に落ちる前にまた撃って舞わせる技、痺れます…。
悪役ジャン・マリア・ヴォロンテの存在感も圧倒的。

彼が持つオルゴール、その音楽が切れた瞬間を決闘の合図に使うという使い方も見事。
哀愁漂うエンリオ・モリコーネの音楽が素晴らしいのは言うまでもありません。
ラストの決闘は鳥肌モノ…。
傑作。
[原題]Per qualche dollaro in più
1965/イタリア・スペイン/132分
[監督]セルジオ・レオーネ
[音楽]エンリオ・モリコーネ
[出演]クリント・イーストウッド/リー・ヴァン・クリーフ/ジャン・マリア・ヴォロンテ
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