『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(ジム・ジャームッシュ)

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

やはり年間ベスト決めるの待っていたのは正解でした。
これはたまらない!

ターンテーブルの上を回るレコードで幕を開ける物語は、数百年の時を超え、廃墟と化した夜のデトロイトへ。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ ティルダ・スウィントン

手で触れて感じる時の記憶。

路地、街灯の灯り、あまりにも美しい夜、闇。

そこに愛があるならそれだけでいい。

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ トム・ヒドルストン

あとはもっと音楽を!ダンスを!

『リミッツ・オブ・コントロール』は“Two espressos, in separate cups.”を真似したかったですが、今回は、旅に出る時、スーツケース2つにひたすら本だけ詰め込んでくの、あれいいなぁ。

傑作。

 

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ [Blu-ray]

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[原題]Only Lovers Left Alive
2013/イギリス・ドイツ・ギリシャ/123分
[監督・脚本]ジム・ジャームッシュ
[撮影]ヨリック・ル・ソー
[音楽]ヨーゼフ・ヴァン・ヴィッセム
[出演]トム・ヒドルストン/ティルダ・スウィントン/ミア・ワシコウスカ/ジョン・ハート/アントン・イェルチン/ジェフリー・ライト/スリマヌ・ダジ

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