Twitterでのつぶやきをまとめておきます。
エンドクレジット前半の無駄に熱い主題歌でせっかくの“泣きのモリコーネ節”(音楽だけではなく映画自体)が台無し。書き下ろしなので歌詞は内容に合ってるけど、なんでそこでロック調の曲を流すかなぁ(怒) エンドクレジット後半の曲を最初から流そうよ…。
ラウ・チンワン主演に見えて、村に現れた流れ者が村を去っていくという西部劇の定石通りなので、日本版ポスターは実は間違ってはいない。ウー・ジンとの過去により善、正義が信じられなくなった彼が、ラウ・チンワンとの出会いによってまた希望を持つという物語。
この系譜の映画には、「Let’s go.」「Why not?」や「なぜ戻った」「ビー玉のためさ」などの名台詞があるけど、“実行してこその正義”でまだその一歩手前の、エディ・ポンのあの時点での精一杯の「どこに行くの?」「妖怪退治さ」が最高すぎる!
サモ・ハン振付によるアクションも全編素晴らしいけど、なんといってもラウ・チンワンの鞭!弓映画は傑作が色々あるけど、鞭でここまでかっこいいのは初めてかも。あと、アクションは強そうに見えない人が実は強いのが燃えるけど、奥さんのざるアクション最高!
ルイス・クーのクズ中のクズの悪役ぶり、エディ・ポンとの兄弟弟子愛に泣かされるウー・ジンのアクションも素晴らしいけど、リウ・カイチー、フィリップ・キョン、ン・ティンイップ、シン・ユーと、脇までばっちり固めてあって、もう顔ぶれだけでもたまらない。
一番最初に主題歌にケチをつけたけど、これだけ連投しているように、映画自体は大好きなんですよ。大好きだからこそ、それを台無しにしたあのロック調の主題歌は許せない。
[原題]危城
2016/中国・香港/120分
[監督]ベニー・チャン
[アクション監督]サモ・ハン
[出演]ラウ・チンワン/ルイス・クー/エディ・ポン/ウー・ジン/ユアン・チュアン/ジャン・シューイン/リウ・カイチー/フィリップ・キョン/ン・ティンイップ/シン・ユー/サミー・ハン/