受賞式は見れてなくて結果を見ただけですが、イーストウッドの最新作『ミリオンダラー・ベイビー』が、アカデミー賞で主要部門4冠達成。
監督賞は取れると思っていましたが、なんと作品賞まで!
主演男優賞はやはりジェイミー・フォックスに持っていかれましたが、作品賞・監督賞のダブル受賞は傑作『許されざる者』に続いて2度目。
あの映画では共演のジーン・ハックマン、モーガン・フリーマンのうちジーン・ハックマンが助演男優賞を受賞しましたが、今回はモーガン・フリーマンが受賞。
さらに主演のヒラリー・スワンクも主演女優賞を受賞と、主要部門を総なめで、ファンとしてはこれほど嬉しいことはありません。
正直なところ、作品賞・監督賞とも受賞歴がないスコセッシに持っていかれるかと半ば諦めていましたが、いい意味で予想を裏切ってくれました。
個人的には最近のスコセッシには嫌気がさしていて、今回の『アビエーター』もアカデミー賞狙いが見え見えですし、この前『インファナル・アフェア』のリメイクと言っていたかと思ったら、今度はまたディカプリオと組んで黒澤明の『酔いどれ天使』をリメイクするとのこと。
リメイクばかりしてないで自分で作らんかいと突っ込みたくもなります。
というわけで、そんなスコセッシを押さえて大好きなイーストウッドが作品賞・監督賞を受賞。万歳!!
74歳にして最高齢の監督賞受賞者となったイーストウッドの一言。
「僕はまだ子供だ。まだまだやらなきゃならないことはたくさんある」
それでこそイーストウッド!まだまだ楽しませてくれそうです。
今年は泣く泣くまだ劇場には1本も観に行けてませんが、『ミリオンダラー・ベイビー』は万難を排して観に行かねば!
クリント・イーストウッド監督作品第4弾、最新作『ミリオンダラー・ベイビー』観て来ました。 いろんなところで絶賛されている本作ですが、ここは率直に。 確かに“モ・クシュラ”の意味にはやられましたし、人によってはあそこらへんから号泣モー[…]