法廷劇としての目新しさはないものの、役者の魅力と会話や音楽のセンスで魅せる魅せる。
『華麗なる賭け』風オープニングで幕を開け、「Nightcall」に狂喜する間もなく“シャノン”まで登場し、とどめにマリーナ・ショウ!
主人公が、手段を選ばない男ながら弱さもあるところもいい。
この手の映画は、話は実はたいした問題ではなく、登場人物に魅力があるかが一番の勝負ですが、主人公ミックと運転手アールのコンビはいつまでも観ていたい、それだけでももうこの映画は当たり。
さらに、十八番のシングルマザー役のマリサ・トメイの色気も相変わらず素晴らしい!
さらに凄いのが脇役の顔ぶれ。しかも、ちゃんと使い方をわかっている起用。
ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー、ジョン・レグイザモ、マイケル・ペーニャ、フランシス・フィッシャー、ボブ・ガントン、ブライアン・クランストン、とどめにマイケル・パレ!
[原題]The Lincoln Lawyer
2011/アメリカ/118分
[監督]ブラッド・ファーマン
[原作]マイクル・コナリー
[音楽]クリフ・マルティネス
[出演]マシュー・マコノヒー/マリサ・トメイ/ライアン・フィリップ/ジョシュ・ルーカス/ジョン・レグイザモ/マイケル・ペーニャ/フランシス・フィッシャー/ボブ・ガントン/ブライアン・クランストン/ウィリアム・H・メイシー/ローレンス・メイソン/マイケル・パレ