この前ジョニー・トー映画、“男たちの晩餐”名場面というエントリーをUPしましたが、あれ以外にもまだまだあるので、第2弾です。
前回は“最後の晩餐”をUPしましたが、あの映画で食べ物といえば、やはりこれでしょう。
ボスの事務所でも自宅でも、行儀の悪さがはんぱではない雪ちゃん!
トーさんは「食卓を囲んでいると、キャラクターたちのさまざまな感情が出てきやすい」と言っていますが、“力関係”を表すのにも有効ですよね。
代表的なのがこの場面。
いつも力関係では最下層に位置する雪ちゃんが、珍しく立場が上な、火鍋店での“席取り合戦”。
この映画では、決戦前のPTU隊員たちの、真夜中の腹ごしらえのシーンもよかったですね。
“力関係”といえば、これも外せないでしょう。伝説の“レンゲ食い”。
「冗談だろうが。レンゲだぞ、誰が食う」
同じくこのシーンも見事でしたね。
賄賂がたった一杯のお茶に負けた、あの映画の名場面の一つ。
さらに、この食事の場面も印象的でした。
その後の展開を考えると、このシーンは切ないですね~。
それほど大きな意味があるわけではありませんが、こんな食事のシーンもありました。
なんてことはない短いシーンですが、“昔の3人”に思いを巡らされる巧いシーンでしたね。
この映画を出したら、セシのファンとしては、これも出さないわけにはいかないでしょう。
最後は、おまけとして、トーさん映画ではありませんが、食卓を囲んだ屈指の名場面といえばこれでしょう。
緊迫感では『鎗火』の“最後の晩餐”よりも上ではないでしょうか。
前回、「改めて別のエントリーにしたいと思います」と書きましたが、その質問とは、「あなたの映画には食べるシーンがとても多いですが、特別な意味はあるのでしょうか?」というもの。 確かに、トーさん映画には、食事のシーンが多いです。 「食事と映[…]
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]