オスカー特集の一環で、Entertainment Weekly誌が偉大な現役映画監督ベスト25を選出。
以下がそのベスト25。
1. デヴィッド・フィンチャー
2. クリストファー・ノーラン
3. スティーヴン・スピルバーグ
4. マーティン・スコセッシ
5. ダーレン・アロノフスキー
6. ジョエル&イーサン・コーエン
7. クエンティン・タランティーノ
8. テレンス・マリック
9. クリント・イーストウッド
10. ペドロ・アルモドバル
11. ポール・トーマス・アンダーソン
12. ギレルモ・デル・トロ
13. ロマン・ポランスキー
14. ダニー・ボイル
15. キャスリン・ビグロー
16. デヴィッド・O・ラッセル
17. デヴィッド・リンチ
18. ジェームズ・キャメロン
19. ピーター・ジャクソン
20. エドガー・ライト
21. スパイク・リー
22. J・J・エイブラムス
23. ブラッド・バード
24. マイク・リー
25. ウェス・アンダーソン
下位とはいえマイク・リーやウェス・アンダーソンがちゃんと入っているなど、一部納得できる部分もありますが、これはさすがにちょっと問題があるような気が…。
贔屓目抜きにしても、客観的に見ても、25人ならトーさんは十分入ると思いますが、そこはまあ我慢しましょう。
一般的な知名度から言って、さすがに25人に入り込むのはちょっと苦しい。
でも、アジアは完全に無視ですか。
ポン・ジュノもアン・リーもウォン・カーウァイも入りませんか、そうですか。
それに何より、この1、2位はない。
確かに、クリストファー・ノーランは、『ゴッドファーザー』の1と2をセットで考えれば、IMDBのオールタイムベストのベスト10に複数ランクインしている唯一人の監督であり、30位までにさらに『メメント』もあります。
でも、『ダークナイト』も『インセプション』も、確かにどっちも面白かったですが、映画史上のオールタイムベスト10かって言われると、過大評価のような気がするけどなぁ。
さらに、デヴィッド・フィンチャーも『ファイト・クラブ』と『セブン』だけでも映画史に名を残したのは間違いないですが、他の顔ぶれを見ると、さすがに1位というのは…。
何よりも、この二人がイーストウッドとスコセッシの上というのは、いくらなんでも無理がありすぎ。
そもそも、ダーレン・アロノフスキーがイーストウッドの上なんていくらなんでも失礼すぎるでしょう。『レクイエム・フォー・ドリーム』は大傑作だと思いますが、それでも。
ここからは、選んだ人に本気で理由を聞きたいところですが、ダニー・ボイル、キャスリン・ビグロー、デヴィッド・O・ラッセル、エドガー・ライトあたりが入って、アキ・カウリスマキ、エミール・クストリッツァ、テオ・アンゲロプロス、レオス・カラックス、ケン・ローチ、ヴィクトル・エリセ、ジム・ジャームッシュ、ジョン・ラセターが入らない理由は何なんでしょうか。
ジョン・ラセターとジャームッシュ以外は、「観てない」の一言で片づけられそうな気もしますが…。
[FirstShowing.net<Entertainment Weekly’s List of ‘The 25 Greatest Working Directors’>]
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