イーストウッド、『ヒズ・ガール・フライデー』を語る

アクターズ・スタジオ・インタビュー クリント・イーストウッド

NHKBS2で放送されている「~自らを語る」という番組。
最後に10の質問があるあの番組です。

だいぶ前にダビングしておいたイーストウッドの回を、最近ようやく観ました。

司会者とのやりとりも楽しかったんですが、アクターズ・スタジオの生徒とのやりとりの中でおっ!と思うことがあったので、記事で紹介することにしました。

当ブログで以前紹介しました、ハワード・ホークス監督の傑作スクリューボール・コメディ『ヒズ・ガール・フライデー』

ケイリー・グラントとロザリンド・ラッセルの掛け合いの凄さは尋常ではなく、一人でも多くの方にご覧になっていただきたいので、「騙されたと思ってご覧になってみて下さい。きっとぶっ飛ぶことと思います」と書きました。

でも、自分なんかが言っても何の説得力もありません。
そこへ強力な援軍が現れました。
あのイーストウッドがなんと『ヒズ・ガール・フライデー』について語ったのです。

それは、演技においての“聞く”ことの大切さについて語った時です。
以下引用。

「二人の会話を見ていると、猛烈にしゃべり言葉がかぶさるが、相手の話は聞いている。反応を無視して話しだすことは決してない。彼らの会話は磨きぬかれ、超特急で走りながらも、うまくかみ合っている」
「早い会話の手本なら『ヒズ・ガール・フライデー』だ。ハワード・ホークス監督の最高傑作だ」

これで格段に説得力は増したことでしょう(笑)
今度こそ騙されたと思ってご覧になってみて下さい。

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『ヒズ・ガール・フライデー』(ハワード・ホークス)