ニュースとしてはルイ・ヴィトンの中国最大となる新店舗が上海に登場し、そのオープニングセレモニーにアラン・ドロンとコン・リーが顔を見せたというものですが、当ブログ的には今年一番のビッグニュースな記事。
レッドカーペットでのツーショット撮影では、アラン・ドロンのほうから積極的にコン・リーの頬へキスを贈ったとのことで、このツーショットだけでもかなり豪華ですが、記事後半にいくにつれ、待ってましたの展開に!
アラン・ドロンについては、少し前に
という記事についてTwitterの方で「これは心配…。手術は無事成功したようですが、ゆっくり休んで、またスクリーンで元気な姿を観たいですね。流れてしまったトーさんとのタッグも!」とコメントしました。
そこへ今回の記事。
今年77歳になるアラン・ドロンだが、この4月に受けた心臓手術の経過は順調。中国メディアのインタビューに応じ、「死ぬまでにぜひ一度、中国で映画に出演したい」と語っている。どの監督の映画に出たいのか?の質問には、ジョン・ウー(呉宇森)監督やジョニー・トー(杜[王其]峰)監督など香港出身の監督の名前を挙げた。
via: レコードチャイナ
キターーーーー!!!!!
記事の最後にもありますように、長丁場の撮影は健康面で心配があり、手術以降は疲労が大敵というのはもちろんで、無理はできないのは言うまでもないですが、体調がこのまま順調に回復していけば、可能性は出てくるでしょう。
結局実現しなかった『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』でのコンビですが、botにも載せているトーさんの「最終的に本作はアリディの作品になったが、私のドロンに対する尊敬の気持ちは今でも変わらないよ」という言葉通り、トーさんの方としても、アラン・ドロンが出てくれるというなら、何を差し置いても撮るでしょう。
そして、これが実現する時には、ついにこの夢の対決も実現することでしょう。
愛すべき映画たち<アラン・ドロンvsラム・シュー、世紀の対決実現か!?>
もう一人、ジョン・ウーについても記事が。
喉頭がんで入院中と少し前に大騒ぎになっていましたが、頸部にできた腫瘍は発見が早かったため良性で、すでに完治したとのこと。本当にほっとしました。よかった…。
そして、ここからが問題。
年内の最も大きな仕事は、1968年のアラン・ドロン主演作「サムライ」のリメイクバージョン。冬が舞台の映画なので、間もなくドイツへ飛んでロケ地を選定する予定だ。
via: レコードチャイナ
またまたキターーーーー!!!!!
間もなくロケ地の選定ということなら、こちらはかなり具体的に話が進んでいるんでしょう。
ジョン・ウーの『サムライ』のリメイクについては、以前当ブログでも取り上げました。
愛すべき映画たち<ジョン・ウーがジャン=ピエール・メルヴィルの『サムライ』をリメイク!>
これを書いたのが2009年の10月で、結局あのままなかったことになったかと思っていましたが、3年越しできましたね~!
いやー、アラン・ドロンとトーさんとジョン・ウー、もう名前を書いているだけでたまりません。
どんな形で絡んでくるのか、今後も目が離せません!
[レコードチャイナ<女帝コン・リーにキス!77歳のアラン・ドロン、「死ぬまでに中国映画に」―上海市>]
[レコードチャイナ<“がん疑惑”のジョン・ウー監督が完全復活!アラン・ドロン名作をリメイク―中国>]
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『放・逐』がヴェネチアでのコンペ入り、『黒社会』『黒社会2 以和為貴』のFILMexでの上映決定と、最近ビッグニュースが続いているトーさんですが、またまたとんでもないニュースが!! なんと、来年アラン・ドロンと組んで映画を撮るようです、し[…]
前にポッドキャストで町山さんが、ネオ・ノワールの監督たちにとってメルヴィルのリメイクは悲願だみたいなお話をされてましたが、ジョン・ウーが『サムライ』ですか! 町山さんのお話では確か、ジョン・ウーもトーさんも『仁義』をリメイクしたい[…]
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