今回は、これぞミステリーという1本。
ミステリー映画は山ほどありますが、その中でも傑作中の傑作。
90年代にシャロン・ストーン、イザベル・アジャーニでリメイクされてますが、もちろんそちらではなくて、1955年のアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の方です。
いつもは、最初に2、3行でおおまかなあらすじを書くんですが、こればっかりはまだ見てない方には予備知識ゼロで見ていただきたいので、一切内容には触れません。
ですが、ラストの衝撃という意味では、これと比べてしまったらあの『ユージュアル・サスペクツ』でさえ、大人と子供です。文字通り衝撃です!
そして、この怖さは鳥肌ぐらいではすみません。
初めて見ると、ラスト10分くらいはほんとに心臓が止まります…。
そして、結末がわかってからの2回目からが、また十二分に楽しめます。
話したいことはたくさんあるんですが、先ほども書いたように、予備知識ゼロで見ていただきたいのでこれくらいにしておきます。
ちなみに、『サイコ』のように、目を覆いたくなる映像的な怖さというのではないので、そういう意味での心配はありません。ただひたすら心理的に怖いです…。
最後に、心臓が弱い方は御注意を…。
悪魔のような女 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督 《スペシャルプライス》 Blu-ray
[原題]Les diaboliques1955/フランス/107分
[監督]アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
[出演]シモーヌ・シニョレ/ヴェラ・クルーゾー/ポール・ムーリス
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