都への思い

日帰りで吉野へ。吉野を訪れるのは初めて。

お目当ては、平均100年に1回とのことなので、おそらくは生きている間にはもう行われないであろう金剛蔵王権現特別ご開帳。
「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されたことの記念のようです。

こちらは、食事処から撮影した吉野の山々。

そして、こちらは金剛蔵王権現が入っている国宝金峯山寺蔵王堂。

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木造建築では東大寺大仏殿に次ぐスケールとのことで、でかい!!

それでも、1枚目の写真にあるような、山々の雰囲気が何よりもよかった。

吉野といえば、西行が庵に3年も住んだり、芭蕉が歌に詠んだり、そういうことよりも、都から「逃れてきた」というイメージの強い場所。

古くは大海人皇子、そして後醍醐天皇。
逃れてきた彼らの、都への思い。

大海人皇子は天武天皇として都に返り咲いたわけですが、後醍醐天皇はそのまま亡くなったわけで、彼らの「思い」が込められた地。
その雰囲気がよかったですね。

ただ、乗り合わせた方たちも皆さん怖がっていましたが、今にも壊れそうなロープウェイは怖い!
ちらっと目に入ったところによると、なんと昭和41年製。ちゃんとメンテナンスしてるのかなぁ…。

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