初めて観てから3ヶ月と経っていないのにすでに5回は観ている『ザ・ミッション/非情の掟』ですが、DVDを初めて借りました。
お目当ては特典映像。
ジョニー・トー監督、アンソニー・ウォン、フランシス・ンのインタビューも楽しめますが、なんといっても凄いのは、自他共に認める日本一のガンマニアという人が語る、映画に登場する銃の解説。
はっきりいってまったくついていけません。
ですが、そのマニアぶりにはもはや笑うしかありません。
この銃はイギリス軍が正式採用している、この銃はニューヨーク市警、この銃は・・・などという話から、アジトでのマイクと敵の拳銃とライフルの撃ち合いで拳銃が勝つのはありえないなど。
さらに、序盤でマイクが銃をカチャカチャとやってスプリングが甘いとフェイに注文をつけるシーン、これはいかにもマニアックなシーンのように見えて実は銃は撃ってみないとわからないのであんなことではわからないなどなど。
あと、登場人物がみんな上着の前のボタンを閉めていないのがポイント高いようです。なぜなら忍ばせている銃をすぐに撃てるから。
というわけで、街で上着の前ボタンを開けている人を見かけたら要注意だそうです(笑)
この20分近い解説、まったくついていけないものの、一見の価値があります。
この映画のことがさらに好きになります。
あと気になったのは、ジョニー・トー監督は役者に脚本もストーリーも教えないんですね。
台詞の多くも即興で生まれたもののようです。なるほど。
最後は、フランシス・ンがインタビューで語っていた言葉。
「題材がよければ台詞はいらない。世界中が知っていることです」
今回は、“男ならこれを観ろ!”(まだまだ募集中です!)へ投稿していただいた中から、東雲様ご推薦、『ザ・ミッション/非情の掟』です。 六条様にも『インファナル・アフェア』へのコメントの中でお薦めしていただきました。 御二方、本当にあり[…]
ジョニー・トー(杜琪峯 : Johnnie To、1955年4月22日 - )は、香港の映画監督、プロデューサー。 香港電影金像奨で3度の監督賞、金馬奨で3度の監督賞を受賞している。 現在までに香港電影金像奨の監督賞に18回、金馬奨の[…]