今回は、“泣けます。。。”(まだまだ募集中です!)に投稿していただいた中から、JB’s様、curious mama様、まき様、kei☆様ご推薦、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』です。
皆様、ありがとうございます!
当ブログでは、アニメをUPするのは『紅の豚』に続いて2本目です。
ただ、劇場版クレヨンしんちゃんは大人向けとの評判で、中でもこれと『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』は傑作と名高い作品。
しかも、今までの経験から、お薦め映画への投稿が被った作品は、どれも素晴らしい出来でした。お二方被っただけでその結果だったのに、今回はなんと4人の方が被りました。
この時点で傑作確定ですね。
そして、4人被っただけのことはありました。
アニメの域を遙かに超えています。
といっても、例えば、同ジャンルの実写映画が束になってかかっても『機動警察パトレイバー2 the Movie』1本にかなわないように、元々、日本のアニメはヘタな実写より遙かにレベルが高いですが。
でも、時代考証という点一つとっても、N●Kの大河ドラマが舌を巻いて逃げ出すレベル。
言葉遣いから、小道具、所作に至るまで、これと同レベルの実写となると、かなり昔に遡らないといけないでしょう。
さて、内容ですが、『紅の豚』でも台詞を沢山挙げましたが、今回も台詞が素晴らしい。
「しんのすけのいない世界に、未練なんてあるか?」の一言で家族愛をわかりやすく表したかと思えば、「あなたたちに、不幸は似合いません」なんて、子供が観る映画の台詞ではないでしょう(笑)
「春日部住人、野原一家、義によって助太刀いたす!いざ~!!」
「馬鹿者め」
ここあたりから俄然“男ならこれを観ろ!”度も増してきます。
このやりとりなんか、『ガンマン大連合』のラストシーンを彷彿とさせて燃えますね。
ただ、あちらはトーマス・ミリアンの表情だけで全てを表したところを、「馬鹿者め」と言葉にしたのは、一応は子供向けアニメという限界でしょうか。
「お前、偉いんだろ。
だからこんなことになったんだぞ。
なのに逃げるのか?」
この言葉を聞かせてあげたい相手は、いくらでもいますね~(笑)
「これまでだ、やれ。」
「やらん、あんたは惜しい」
このくだりも、時代劇には欠かせないやりとりで、ツボは外しませんね。
「もうよい、もうよいのだ」
このあたりから、「泣けます。。。」へ4人も被ったその威力が本領を発揮。
すでに涙腺はやばいことに。
「あっ、おじさんの旗だ!」
でだめを押され、すでに涙腺が決壊しそうになっていたところに、きましたね、とどめの一撃が。
「おい、青空侍」
滂沱の涙。
いやあ、皆様のお言葉に嘘偽りはありませんでした。
これは反則。きましたねこの一言は。
今までの全シーンが、この一言に全て繋がるんですよね。
今年のベスト台詞候補の、極上の一言。
“泣けます。。。”カテゴリーの中でも、最上位にくる1本でしょう。
お薦めして下さった皆様、本当にありがとうございました。
大傑作。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 [Blu-ray]
2002/日本/95分
[監督]原恵一
[声の出演]矢島晶子/ならはしみき/藤原啓治
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