同じように好きなものを詰め込んでも、『スコット・ピルグリム』とこうも違うのか。
エドガー・ライトが好きなのではなく、サイモン・ペッグ&ニック・フロストが好きなんだと再確認。
観ていてこんなに笑顔が止まらない映画もそうはありません、もう、映画館の中の空気が違います。
さっきの二人を観ているだけでいつまでも観ていられるのに、セス・ローゲン、クリステン・ウィグという現代コメディ屈指の二人に、ビル・ヘイダーまでついてきて、ジェイソン・ベイトマンまで出てくる贅沢さ。
さらに終盤、まさかのあの人の登場!
ここまで揃えばもうたまらない。
これだけの豪華メンバーを自由自在に使いこなすのは、大傑作『スーパーバッド 童貞ウォーズ』を撮ったグレッグ・モットーラ。
やっぱりこの人は信頼できる。笑いと切なさの加減が相変わらず絶妙。
入れ替え制でなければずっと席に座っていたい、それくらい幸せな時間。
最高。
[原題]Paul
2011/アメリカ・イギリス/104分
[監督]グレッグ・モットーラ
[脚本]サイモン・ペッグ/ニック・フロスト
[音楽]デヴィッド・アーノルド
[出演]サイモン・ペッグ/ニック・フロスト/ジェイソン・ベイトマン/クリステン・ウィグ/ビル・ヘイダー/ブライス・ダナー/ジョン・キャロル・リンチ/シガーニー・ウィーヴァー
[声の出演]セス・ローゲン
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