『狼の挽歌』(セルジオ・ソリーマ)

狼の挽歌

冒頭10分以上、台詞一切なしのカーチェイス。
最近の説明台詞ばかりの映画からすると、もうこれだけで夢のような展開。
しかも、運転してるのがブロンソンで、横に座ってるのがジル・アイアランド。
もうこれだけで十分でしょう。う~ん、マンダム。

ミシェル・コンスタンタンの情報屋、ウンベルト・オルシーニの弁護士と、脇役もいい感じですが、なんといってもテリー・サヴァラスの存在感が相変わらずさすが。
『特攻大作戦』では仲間だった二人が、組織のボスとそれに縛られない一匹狼の殺し屋として対決。
二人揃ってジル・アイアランドに見事なまでに翻弄されてますが…。

銃に詳しい方にはツッコミどころもありそうですが、素人目にはレースのシーンもラストも狙撃シーンがよかった。
特に、ラストのエレベーターの狙撃が素晴らしすぎる!

直前のジル・アイアランドと弁護士のやりとりが効いていて、まさに頂点へと昇りつめるエレベーターに迫る、愛と復讐のブロンソンの一撃。う~ん、マンダム。

エレベーターの中なので、喋ってる言葉が聞こえないところがまたいいですね。
撃った後も含め、このエレベーターの狙撃シーンはほんとに素晴らしい。
今時の派手なアクション映画に比べたらかなり地味ですが、最近はなかなかこういう“痺れる”シークエンスってないよなぁ。

あと、音楽がむちゃくちゃかっこいいと思ったら、そういえばエンニオ・モリコーネでした、道理でかっこいいはずだ。

よくよく考えたらブロンソンはいいように騙されてるだけにも見えますが、本気で惚れたら男なんてあんなものでしょう。う~ん、マンダム。

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[原題]Città violenta
1970/イタリア・フランス/110分
[監督]セルジオ・ソリーマ
[音楽]エンニオ・モリコーネ
[出演]チャールズ・ブロンソン/ジル・アイアランド/テリー・サヴァラス/ミシェル・コンスタンタン/ウンベルト・オルシーニ

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