ようやく観ましたが、クォン・サンウのこと初めていいと思いました。
軍事政権下、転校生の主人公、番長格の生徒との友情、洋楽の起用、『サニー 永遠の仲間たち』よりも7年も前にすでにこんなのやってたのか。
でも、一番の違いは、主人公が憧れているのがブルース・リー!
お父さんから人間の屑扱いされ(本人も納得)、高校もついに中退するはめになって、また殴られるのかと思ったら、「高卒でなくても大学に行ける、ブルース・リーは大学出てるのか?」と思いもよらない一言。
無言で二人で歩く通学路はいつもより短く感じられた、これは泣く…。
バスの中で一目惚れした他校の女子生徒。
チャンスはあったのに、積極的になれなかったばかりに、よりにもよって一番の友達の彼女に。
ようやく想いを打ち明け、キスまでしたのに、1年ぶりに会えた時にも、「今日は肌寒いよね」、相変わらずそんなことしか言えない主人公…。
同じく退学になったクラスメイトとの予備校での再会。
あの頃と変わらず、予備校でも周りにエロ本を売って稼いでいるその姿に、思わず笑みがこぼれる。
彼に観に行こうと誘われたのが『酔拳』。
ブルース・リーなんて時代遅れだ!
あほか!ブルース・リーが最高に決まってるだろ!
[原題]말죽거리 잔혹사
2004/韓国/118分
[監督]ユ・ハ
[出演]クォン・サンウ/ハン・ガイン/イ・ジョンジン/イ・ジョンヒョク/パク・ヒョジュン/キム・イングォン
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Twitterでのつぶやきをまとめておきます。 5/27 1回目 後でちゃんとつぶやきますが、一言、最高。韓国映画、ノワール系だけでなく、この手の映画でもこのレベルですか、恐れ入りました。今年一番笑って一番泣いた。ドロップキックもち[…]