12月に発売されましたが、ようやく買いました。
特別試写会などでしか上映されていなかった、2005年5月から2006年3月にかけてのOasisのワールドツアーに完全密着したものです。
バックステージでの様子や、日本でのオフのショッピングの様子など、普段は見れない映像が盛り沢山。
例によってリアムとノエルの迷言も炸裂しており、ファンにはたまらない内容。
ファン以外には面白くも何ともないと思いますが…。
ただ、メインは実はボーナスディクの方。
2005年7月2日に行われた、地元マンチェスターでの凱旋ライブ。
3曲カットされており、音質と画質もお世辞にも良いとはいえません。
が、地元ファンの盛り上がりが異常。
例によって「Fuckin’ In The Bushes」で入場してくるわけですが、続く「Turn Up The Sun」のイントロがかかった時点で、数万人がジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!
「Lyla」や「Rock ‘n’ Roll Star」でなるならまだわかりますが、「Turn Up The Sun」ですよ「Turn Up The Sun」。(新作の1曲目とはいえ、どちらかといえばこの曲はマイナーです)
ちなみに、「Lyla」はソニーのウォークマンのCMに使われていた曲です。
しかもどんどん前に押し寄せてきたため、柵が崩壊(笑)
演奏中断。
何が起こったんだとざわめくファンを、タンバリン片手に煽るリアム。
「リアム!リアム!リアム!」の大合唱。
このままでは演奏が再開できないとのことで、ノエルが観客に一言。
「手前の柵が壊れたから、直さないといけない。みんな少し下がってくれ。柵が壊れちまったんだ、直さないと演奏できない」
観客は当然ブーイング。
しかしノエルも慣れたもので、「全員が2~3歩下がったら、屋根が吹き飛ぶような演奏をする」
一気にヒートアップする観客。
「考えたら、この会場には屋根がなかった。細かいことは気にするな」と、オチも忘れてません(笑)
以下、新作の曲をはさみつつ、代表曲のオンパレード。
トラブルの様子も完全収録されています。(ヘッドホンで、音量上げて聞いてみて下さい。この盛り上がりは凄いです)
<トラックリスト>
●Fuckin’ In The Bushes
●Turn Up the Sun
●Lyla
●Cigarettes & Alcohol
●The Importance of Being Idle
●Little By Little
●Acquiesce
●A Bell Will Ring
●Songbird
●Live Forever
●Mucky Fingers
●Wonderwall
●Rock ‘n’ Roll Star
Encore:
●The Meaning Of Soul
●Don’t Look Back In Anger
●My Generation
解説冊子に付いていた、ノエルと監督ベイリー・ウォルシュとのやりとりがいいですね。
「いったい何を撮影したいんだい。朝9時にカウボーイ・ブーツに注いだシャンパンを飲む様子やクスリを楽しむところを撮りたかったのなら、10年早く来るべきだったよ」とノエル。
監督はこう返したといいます。
「私が伝えたいのはファンがきみたちに対して抱いている強い愛情だ。それは言葉で説明できる類のものじゃない。イギリスのファンはもちろんイタリア、スペイン、日本、オーストラリア、アメリカ、アイルランド、スコットランド-どこの国のファンも一緒だ。彼らになぜオアシスが好きなのかと訊ねても同じ答えが返ってくる。『理由なんていらない。オアシスだから好きなんだ。』」