今回は、バリー・ウォン監督の『カンフー麻雀』です。
例によって、ストーリーは省略(笑)
原題は『雀聖』ですが、邦題『カンフー麻雀』からもわかるように、『カンフーハッスル』の大ヒットを受けて、大家さんコンビのユン・ワーとユン・チウを借りてきて、今のうちに稼ぐぞという、さすがバリー・ウォン監督な作品(笑)
とあるレストランの給仕は、どんなややこしい注文も完璧に覚えてしまう記憶力の持ち主。
そんな彼の記憶力を利用して麻雀で一儲けしようと企むユン・ワー。
記憶力を麻雀に生かそうとするところがさすが香港映画ですね。
というわけで麻雀がメインなわけですが、アクションあり、お笑いあり、ロマンスありと、盛り沢山な作品。
『キル・ビル』のパロディも入っていて、ユン・チウは黄色のトラックスーツで大活躍しますし、敵には“GOGO夕張”も登場。
ここらへんもさすがバリー・ウォン監督ですね。
主人公の麻雀のライバルには、なんとバリー・ウォン監督自らが御登場。
ヒッチコックもびっくりの“出たがり”バリー・ウォン監督、今回はかなり出演時間が長いです。
さらにとどめは、主題歌がどこからどう聞いても『大英雄』の主題歌そのままなこと(笑)
なぜかこの麻雀の話にぴったりとマッチしています。
日本版は出るかわかりませんが、香港ではチェリー・イン主演の続編がすでに公開済み。
『ゴッド・ギャンブラー』シリーズのように作り続けるんでしょうか!?
[原題]雀聖
2005/香港/98分
[監督]バリー・ウォン
[出演]ユン・ワー/ユン・チウ/ロジャー・クォック
前回チャウ・シンチーが可哀想と書いたので、今回は、金馬奨受賞記念で『カンフーハッスル』です。 同情で取り上げますが、感想は正直に(笑) 『少林サッカー』はサッカーとカンフーの組み合わせが面白かったわけで、カンフー自体で凄いことをやっ[…]