『ドラゴン・プロジェクト』(スティーヴン・フォン)

ドラゴン・プロジェクト

以前、「好みの変化!?」というエントリーで、シャーリーンの方が好みのはずだったのに、断然ジリアンの方が好みだったという話を書きましたが、今回は、Twins出演、『ドラゴン・プロジェクト』です。

『エンター・ザ・フェニックス』も良かったですが、スティーヴン・フォン監督作品、いいですね~。

ベタすぎるくらい王道のストーリーに、時代がかった音楽、観ているだけで楽しいスターの競演、ホロリとするちょっといい話、それでいて本気なユエン・ウーピンのアクション指導。

ドラゴン・プロジェクト アンソニー・ウォン

序盤の、ジリアンとステのリビングでのチャンネルの奪い合いから、もう素晴らしすぎ。
ユエン・ウーピン振付による、世界最高峰のチャンネルの奪い合い(笑)

今回はジリアンとシャーリーンに出番の差がかなりあり、ジリアンファンにはかなり美味しい展開。
彼女、アクション映画をもっとやりたいと言っているだけあり、かなり様になってきました。

ドラゴン・プロジェクト ジリアン・チョン

後半にも見せ場はありますが、なんといっても最大の見せ場は、ジリアンvsジョシー・ホー姐さん。

ジョシー姐さん、敵の殺し屋4人の一人というチョイ役ながら、アクションは相変わらず凄い。

ドラゴン・プロジェクト ジョシー・ホー

前半、アンソニー・ウォンを襲った時の、蹴りで壷を飛ばして相手をよけさせておいての、狙いすました左ミドルキック、俳優の蹴りではありません。さすがは士官学校卒(森と海様情報)。
その後も多彩な蹴りを出しますが、この左ミドル一撃の説得力は凄い。

そんなジョシー姐さんとジリアンの一騎打ち。
最初はジョシー姐さんが押しまくるものの、途中から互角になり、ジリアンが一呼吸入れて構えを取ってからは、ジリアンが終始圧倒し勝負あり。
最後、連続後ろ回し蹴りを見切ってからの、モンゴリアン・チョップ→発勁→空中二段蹴りの流れは、ほんとにかっこいい。

今回は、恋仲になるのはダニエル・ウー。
『ツインズ・エフェクトII 花都大戦』では、なんであんなブサ●クに!と怒りましたが、ダニエルなら諦めがつくというものです(笑)

あと、どうしても書いておきたいのが、敵ボスの息子強すぎ(笑)
棍棒さばきが凄すぎるし…。
大人の猛者4人を一人で相手するほど強いアンソニー・ウォンが、子供一人に負けるとは(笑)

そんなこんなで、ジリアンが大活躍し、ジョシー姐さんの蹴りも堪能できる『ドラゴン・プロジェクト』、文句なしに楽しめます。

 

ドラゴン・プロジェクト 特別版 [2枚組] [DVD]

[原題]精武家庭
2005/香港/102分
[監督]スティーヴン・フォン
[製作総指揮]ジャッキー・チェン
[音楽]ピーター・カム
[武術始動]ユエン・ウーピン
[出演]アンソニー・ウォン/スティーヴン・フォン/ジリアン・チョン/シャーリーン・チョイ/ダニエル・ウー/ジョシー・ホー

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