相変わらず日本でのコメディの扱いは低いですが、これも劇場未公開。
一般受けはしないのかもしれませんが、こういうコメディを映画館でポップコーン食べながら観たいよなぁ。
一言で言えば、郊外の倦怠期の夫婦がある晩思いきって都会にディナーに行ったらとんでもない事態にという、典型的な“巻き込まれ”映画。
その夫婦がスティーヴ・カレルにティナ・フェイという時点で面白さは保証されたようなものですが、二人とも楽しそうに演じてますね。
エンドクレジットのNGシーンでは、ティナ・フェイの暴走ぶりにスティーヴ・カレルが素で吹き出していることも。
まあこの二人を観ているだけでも楽しめますが、脇役が超豪華。
常に上半身裸のマーク・ウォールバーグを筆頭に、コモン、マーク・ラファロときて、ちょっとだけ登場するカップルがジェームズ・フランコにミラ・クニス。
さらに、ノンクレジットでレイ・リオッタまで登場し、とどめは、変態地方検事にウィリアム・フィクトナー!
ここまで揃って未公開だからなぁ。まあこのメンバーに喜ぶ人が限られているからなんでしょうが…。
同じスティーヴ・カレルの『ゲット スマート』に比べたらだいぶアクションは控えめですが、結構凄いシーンも。
中でも、カーチェイスがかなり凄い。カーチェイスのアイデアはもうだいたい出尽くしていて、質や量で凄い!と思うことはあっても、アイデアでおぉっ!と思わされることはめったにありませんが、これは久々に面白いカーチェイス。
あと、ボートでの「逃走」シーンには爆笑。
88分と時間も短いですし、アメリカン・コメディが苦手でなければ、お菓子片手に楽しむにはぴったりな1本だと思います。
[原題]Date Night
2010/アメリカ/88分
[監督]ショーン・レヴィ
[出演]スティーヴ・カレル/ティナ・フェイ/マーク・ウォールバーグ/コモン/ウィリアム・フィクトナー/クリステン・ウィグ/マーク・ラファロ/ジェームズ・フランコ/ミラ・クニス/レイ・リオッタ
思いっきり声を出して笑って、気がついたら涙が止まらなくなって、人を好きになるってこういうことだよなぁとふと我に帰る。 ラブコメとしてこれ以上は望みようがないくらいほぼ完璧な映画。 脇に至るまで、この人しかいないという見事な配役、[…]
調子に乗ったスターが落ち目になるも初心に帰ってという王道のストーリーですが、相棒にスティーヴ・ブシェミ、伝説のマジシャンにアラン・アーキン、ホテルのオーナーにジェームズ・ガンドルフィーニと顔ぶれだけでもたまらない。 禁断の大技の種[…]