予告編についてのエントリーを書いたのが昨年の秋ですが、国内盤DVDも発売され、ようやく観れました!
予告編の段階からかなりの活躍が期待された雪ちゃんですが、クレジット順は主演のサイモン・ヤムに続いてなんと2番目!出番もかなりあります。
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の時に、ニック・フロストのことを「“動けるデブ”サモ・ハンの後継者は彼しかいない」と書きましたが、10年早いわ!とばかりに、“動けるデブ”雪ちゃん参上!
最近流行りのエレベーターアクションですが、この映画でも登場し、しかもそれをやるのが雪ちゃん!
相手の打撃をしっかりと捌いた後、足払いで倒され、散々踏みつけられやられっ放しかと思いきや、一瞬の隙をついて足を捕まえて倒すと、なんとそのままスリーパーホールド!
かけられる方ならまあよくある光景ですが、なんと今回はかける方です!前代未聞!
サイモン・ヤム演じる主人公と息子の関係も大きなポイントではありますが、基本的には警察官たちの日常を描く本作。
相変わらずサイモン・ヤムは警察官の制服がビシッと決まってかっこいいですが、対照的に雪ちゃんはなぜか登場シーンからアロハシャツ。
クライマックスの銃撃戦でも、マギー・シューや他の仲間が防弾チョッキにヘルメットで駆けつける中、一人だけアロハシャツで参戦!
いつもならこの設定はお笑い要員としてしか機能しませんが、ここでも今までとの違いを見せつけ、防弾チョッキ?そんなもの要らないよとばかりに、凄腕の射撃テクニックで次々と犯人たちを仕留めていくではありませんか!かっこいいぞ雪ちゃん!
ここまででも十分過ぎる大活躍ですが、動けるアクション、凄腕の射撃だけでなく、まさかの頭脳的な活躍も!
立て篭もり事件が発生した時、隣の部屋の天井から侵入しようとするサイモン・ヤムを援護するため、たまたま通りかかった選挙カーを足止めする雪ちゃん。
何を始めるかと思ったら、大声で選挙演説をさせて侵入の音を隠すという、まさかの頭脳プレー!
咄嗟の判断でこんなに機転が利くなんて、らしくなさすぎる!(笑)
車輌課から刑事課に戻ろうとトレーニングをするサイモン・ヤムに付き合って、一緒にランニングしたり射撃練習したりするシーンもいいですねぇ。ツーショットを長いこと観れるのが嬉しい。
ランニングでは案の定気合いだけで完全に周回遅れにされますが、準備運動の小走りが可愛すぎて萌え死にました…。あれは反則(笑)
最後に、雪ちゃん、いつも映画の中で色々食べ続けていますが、そういえば、今回は何か食べているという描写がなかったような気が…。
そうか!いつもは食べ物に気を取られているだけで、食べ物のことさえ頭から離れれば、実はこんなに有能だったんだ!食べ物が悪いんだ!(爆)
というわけで、映画自体は別に傑作ということは全然ありませんが、雪ちゃんの活躍という意味では、今まで観た中では屈指の大活躍。
全ラムシュニスタ必見!
[原題]衝鋒戰警
2013/香港・中国/100分
[監督]デニス・ロー
[出演]サイモン・ヤム/ラム・シュー/サム・リー/マギー・シュー/ニウ・モンモン/ロー・ワイコン/チョン・シウファイ/ロー・ホイパン
黒社会のボスとその一手下という関係にも関わらず、警察に追い詰められてあとがなくなるや、「いい機会だ、確かめたかった、誰がナンバーワンか」と切り出す手下。 ちょっと待て、立場をわきまえんかい(笑) でも、ニヤリと笑みを浮かべ、嬉しそう[…]
Twitterでのつぶやきをまとめておきます。 映画が始まって一言目がチョン・シウファイ!二言目が雪ちゃん!とまあ始まりは楽しいですが、ドラマパートがかなりヘビーで、アクションを楽しむどころではない。特に女性陣二人、リアルではあるけど[…]
デニス・ロー、相変わらず話が暗いなぁ…。 でも、思わぬ人物が実は最強という脚本はなかなか面白い。 ジージャーもびっくりのアクションが凄すぎるジャン・ルーシャー、彼女とアンディ・オンの関係がいいですねぇ。 彼女の多人数相手の格闘シー[…]