反則技のワーナーのロゴから始まる、いつの時代の映画ですかという完璧な70年代プロダクションデザインに、そこで流すかローリング・ストーンズ!
実話とかそんなことはどうでもいい、すでに名人芸の域にある監督による、超一級の痛快エンターテイメント。
一言の台詞も無しで、クローズアップの畳み掛けだけで煽る緊迫感からの、空港での追跡劇の疾走感。
3箇所を同時進行させることによる、“描かないことによって描く”素晴らしさ。
70年代のアクション映画の名匠たちにだって負けていない。
エンドクレジットの最後まで完璧。
アルゴ <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組) [Blu-ray]
[原題]Argo
2012/アメリカ/120分
[監督]ベン・アフレック
[音楽]アレクサンドル・デスプラ
[出演]ベン・アフレック/ブライアン・クランストン/アラン・アーキン/ジョン・グッドマン/ヴィクター・ガーバー/テイト・ドノヴァン/クレア・デュヴァル
関連記事
結局映画館行けなくて悔しい思いをしましたが、Blu-rayでようやく観れました。 『チーム★アメリカ/ワールドポリス』では「ベン・アフレックに演技学校が必要なように、僕には君が必要なんだ」とまで言われたベン・アフレックですが、いや[…]
関連記事
会話と電話だけで魅せているようで、マイケル・ジョーダンの“不在”とマット・デイモンの“移動”が効いている。 ビデオで試合のワンシーンを繰り返し観るあの“呼吸”、クリス・メッシーナのキレ芸、80年代ロックの数々、満を持して炸裂するスピー[…]